ロバート・ダウニー・Jr.、「ペリー・メイスン」は「衝撃的」と自信 ─ 製作務めるミステリードラマ、当初は映画化予定だった

『アベンジャーズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.が、自ら製作総指揮を務めるミステリードラマ「ペリー・メイスン」を語る。Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX –DRAMA&CLASSICS-」にて配信中の本作より、ロバートと妻スーザン・ダウニーのインタビュー映像が到着した。
「ペリー・メイスン」の製作を実現する経緯について、ロバートは「当初は映画化する予定だった」と説明。ロバート率いる製作会社、チーム・ダウニーの代表を務め、同じく製作総指揮を担当している妻のスーザンも「映画では伝えきれないほど奥深い世界でした。ひとつの事件に絡む別の側面もすべて掘り下げたかった。テレビシリーズのほうが適していると感じたんです」と語った。
本作の特色は、旧シリーズでは描かれなかったペリーの起源を描いていること。従来とはまったく新しい視点で作り上げていることに触れて、スーザンは「兵士だったペリーは、帰還したあとも戦争体験から立ち直っていない。それが生き方に表れている」と語る。また、企画当初は自らペリー役を演じることを検討していたとされるロバートは、ペリーの人物像について「大恐慌に陥る中、家庭生活と、自暴自棄な自分自身にジレンマを抱えている。不運にも軍から除隊させられたことが原因で、少し愚直なため痛い目に遭ってきた」と述べた。
ペリー・メイスン役のマシュー・リスについて、スーザンは「マシューの演技が光るのは弁護士の初仕事がさんざんだったシーン」とコメント。ロバートも「“下手でもやる価値がある”。それおペリーは第6話で繰り返し体現することになる」と言葉を重ねた。「“いい弁護士になるのは難しい”と言われちゃうんだ。腕の悪い弁護士なんです」。
作品の出来上がりについてはスーザンは「展開が複雑になっていくので、どんな結末になるかは最後まで分からない」と豪語。ロバートも「衝撃的だ」と自信を示している。

1931年ロサンゼルス。世界中が大恐慌に苦しむ一方、石油産業と映画産業が隆盛を極めていたこの街で、残忍な乳児誘拐殺人事件が起きる。従軍経験でトラウマを負い、私立探偵としてその日の生計を立てるのが精いっぱいの暮らしをしているペリー・メイスンの元に、旧知のベテラン弁護士から事件の調査依頼が舞い込む。腐敗した警察組織や謎の新興宗教団体などが絡み合う事件の真相を鋭い洞察力で暴いていくが……。
主人公ペリー・メイスン役は「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)マシュー・リス。共演者に『スキャンダル』(2019)ジョン・リスゴー、『ジョーカー』(2019)シェー・ウィガム、『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)タチアナ・マスラニー、『僕のワンダフル・ライフ』(2017)ジュリエット・ライランス、『ウォッチメン』(2009)のマット・フリューワー。脚本は「ウエストワールド」(2016-)ロン・フィッツジェラルド、「エクソシスト」(2016-2017)ロラン・ジョーンズ。製作はロバート・ダウニー・Jr.&スーザン・ダウニー、マシュー・リス、ロン・フィッツジェラルド、「TRUE DETECTIVE」(2014-)ピーター・フェルドマンら。
ドラマ「ペリー・メイスン」は、Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX –DRAMA&CLASSICS-」にて配信中(全8話、毎週金曜日に1話ずつ更新)。放送は「BS10 スターチャンネル」にて、字幕版が10月27日(火)、吹替版が11月4日(水)より開始。