ディズニー実写版『ピーター・パン』フック船長役にジュード・ロウが出演交渉中 ─ 当初はウィル・スミスも候補か

ディズニーによる名作アニメ『ピーターパン』(1953)の実写映画版『Peter Pan& Wendy(原題)』に、フック船長役でジュード・ロウが出演交渉中であることがわかった。米Varietyが報じている。
アニメ映画『ピーターパン』は、イギリス・ロンドンに住むダーリング家3兄妹(ウェンディ、ジョン、マイケル)が、“大人にならない少年”ピーターパンに連れられて、夢の国・ネバーランドへ旅立つ冒険物語。ディズニーによる初めての実写映画化となる本作では、脚本・監督を『ピートと秘密の友達』(2016)『さらば愛しきアウトロー』(2019)のデヴィッド・ロウリーが務める。
ジュードの出演契約が結ばれた場合、フック船長役に挑む俳優としては、スティーブン・スピルバーグ監督『フック』(1991)のダスティン・ホフマン、『ピーター・パン』(2003)のジェイソン・アイザックス、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)のギャレット・ヘドランドらに続くものとなる。本作で描かれるフック船長像が、従来の実写版といかに差別化されるかも見どころになるだろう。
なおVarietyのジャスティン・クロール記者によると、ジュードが交渉に入る以前、ディズニーは複数の俳優に出演を打診していたとのこと。当初は、『アラジン』(2019)でジーニーを演じたウィル・スミスの名前が挙がっていたことも示唆されている。
Since there is talk of the people that passed on this role before Law took it, the first person who Disney considered for the role of HOOK coincidentally also had another live-action Disney franchise under his belt before ultimately passing pic.twitter.com/zP3nY1vxJS
— Justin Kroll (@krolljvar) July 8, 2020
ジャンルや作品の規模を問わず活動を続けるジュードは、近年『キャプテン・マーベル』(2019)や『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)といった大作映画にも積極的に出演。本作もその流れに連なる一本といえるだろう。なお、今後は『ファンタスティック・ビースト』第3作(タイトル未定)の撮影を控えている。
本作で主人公ピーター・パンを演じるのは、長編映画デビューとなる新星アレクサンダー・モロニー。ウェンディ役には『バイオハザード: ザ・ファイナル』(2016)『ブラック・ウィドウ』に出演する、女優ミラ・ジョヴォヴィッチの実娘エヴァー・アンダーソンが起用された。共同脚本はロウリー監督作品を複数手がけるトビー・ハルブルックスが担当。Disney+作品ではなく、劇場公開作品として製作されるという。
Sources: Variety, Justin Kroll