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『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』で語られるキャプテン・ファズマのキャラ背景 ─ 演者「監督ととことん話した」

Sam Howzit (https://www.flickr.com/photos/aloha75/23734364290)

キャプテン・ファズマというキャラクターについて語る時、我々はもはや常套句をもって彼女のクローム・メッキ・アーマーを思い返すことになる。「『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(2015)期待の新キャラクターとして紹介されながらも、本編では特に見せ場もないまま退場した肩透かし」と──

キャプテン・ファズマを演じるグウェンドリン・クリスティーの知名度を考えても、最新作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』ではより大きな役割が与えられることは明白だ。グウェンドリンはこの度、米IGNのインタビューで、ファズマの背景がいかに用意されているかを語っている。彼女は、『最後のジェダイ』で指揮を執るライアン・ジョンソン監督と共に、この映画シリーズ史上初の女性ヴィランを創り上げているようだ。

「ライアンと私は、ファズマというキャラクターが何者なのかについて、長きに渡って話し合いを続けました。とても嬉しいことに、監督は私のアイデアを熱心に聞き入れてくださって、お互いの意見を交換できることを喜んでいます。」

複数の監督やクリエイターらによってキャラクターが練り上げられるプロセスは、スター・ウォーズといった巨大フランチャイズならではの文化だろう。そのような状況下でキャラクターを演じることについて、グウェンドリンは独自の壮大な観念を語る。

「本やグッズ、いかなる形式であろうとも、あらゆるフォーマットと共鳴する作品に参加できるなんて魅力的なこと。ファンは、ただ作品を鑑賞するだけという領域を超越して作品と繋がるんですよね。触覚的に繋がって、人生で繋がる。そうして脳や魂の異なる部分が刺激されるんです。」

グウェンドリンが語るように、ファンは人生そのものを通じてスター・ウォーズを愛し、繋がり続ける。世界中のファンからの愛情が重圧ともなり得る最新作『最後のジェダイ』は、ライアン・ジョンソン監督の肩には重すぎはしないのだろうか。グウェンドリンの発言を聞く限り心配はなさそうだ。ライアンを”マスター・ライター”であり”マスター・ディレクター”と表現したグウェンドリンは、「監督の過去作でも彼のマスターっぷりを観ることができるけれど、『最後のジェダイ』では更なる深みに達しています」と、その仕事っぷりを絶賛している。

シリーズ最新作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』は、2017年12月15日公開。

Source:http://www.ign.com/articles/2017/07/29/star-wars-how-gwendoline-christie-and-rian-johnson-developed-captain-phasmas-backstory
Eyecatch Image: by Sam Howzit

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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