「スター・トレック:ピカード」米国版新予告編が公開 ─ ウィリアム役ジョナサン・フレイクス、データ役ブレント・スパイナーらが再登場

パトリック・スチュワート主演、「新スタートレック」(1987-1994)のジャン=リュック・ピカード艦長を主人公とする、ドラマ「スター・トレック:ピカード(邦題未定、原題:Star Trek: Picard)」の米国版新予告編が公開された。
2019年7月20日(米国時間)、ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」では今回の映像が上映されたほか、シリーズ過去作品の出演者が復帰することも発表されている。本作は米国ではCBS All Accessにて、その他200以上の国と地域ではAmazon Prime Videoにて配信。以下の映像はPrime Video UKが公開したものだ。
「自分をよそ者だと感じたことは?」「何度も、何度もある。20年近く前、データ少佐が私のために犠牲になった。ここ数年、私はこの場所にいようと心から努めてきたんだ。だけど、ここが我が家だとは本心からは思えなかった」。
本作では、『ネメシス/S.T.X』(2002)を最後に「スター・トレック」シリーズを去ったピカードの“その後の人生”が描かれる。『スター・トレック』(2009)でスポックが語っていたように、ピカードと縁の深かった惑星ロミュラスが破壊されたことを経て、ピカードは宇宙艦隊を去ったという設定。置かれた状況がすっかり変わってしまったピカードの前に、一人の女性が現れる。「私のことがわかります? 自分の中のすべてが、あなたといれば安全だと言ってる」。
危険にさらされ、自分自身の真実すら分からない、しかし高い戦闘能力を持つ女性がピカードの前に救いを求めて現れた。その事実を前にしたピカードは、クルーを集めてふたたび「艦長」へと復帰していく。映像の最後には、ピカードとデータが「新スター・トレック」以来の再会を果たす場面も収められた。
「スター・トレック:ピカード」でのシリーズ復帰が発表されたのは、「新スター・トレック」でアンドロイドのデータ少佐役を演じたブレント・スパイナー、ボーグのドローン・ヒュー役のジョナサン・デル・アーコ、ウィリアム・ライカー役のジョナサン・フレイクス、ディアナ・トロイ役のマリーナ・サーティス。「スタートレック:ヴォイジャー」(1997-2001)でセブン・オブ・ナイン役を演じたジェリー・ライアンも出演する。
本作でエグゼクティブ・プロデューサー&ショーランナーを兼任するのは、サム・ライミ監督『スパイダーマン2』(2004)脚本などを務めた小説家マイケル・シェイボン。「スター・トレック:ディスカバリー」(2017-)のアレックス・カーツマン&アキヴァ・ゴールズマン、そしてパトリック・スチュワート自身もエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。
シーズン1は全10話構成となるが、製作チームは「スター・トレック:ピカード」を最低3シーズンで構想しているとのこと。なお、第1話・第2話の監督は「カウンターパート/暗躍する分身」(2017-2019)などのハネル・カルペッパーが担当。「スター・トレック」の歴史で、ドラマのパイロット版や第1話を女性監督が手がけるのは今回が初めてとなる。