怪盗映画『セイント』リブート版、クリス・パインが出演交渉中 ─ 『ロケットマン』監督が手がける

『スター・トレック』シリーズや『ワンダーウーマン』(2017)などのクリス・パインが、怪盗映画『セイント』のリブート版の出演交渉に入っているという。米Varietyが報じた。本作には、当初『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットが交渉中とされていたが、2019年夏頃に離脱している。
米パラマウント・ピクチャーズが企画を進めている本作は、推理作家レスリー・チャータリスによる冒険小説をロジャー・ムーア主演でテレビドラマ化した「セイント 天国野郎」(1962-1969)、ヴァル・キルマー主演の映画版『セイント』(1997)のリブート企画となる。映画版では、聖人の名を使い、幾つもの姿に変装して華麗に盗みを働く怪盗の活躍が描かれた。
クリス・パインとパラマウントは、『スター・トレック』(2009)以来、約10年にわたって関係を築き上げてきた。パラマウントは『スター・トレック』第4作の開発を進める中で、リブート版『セイント』にはクリスがふさわしいと考えたとのこと。ちなみに、パラマウントは本作のシリーズ化も視野に入れているという。
監督は『ボヘミアン・ラプソディ』(2017)『ロケットマン』(2019)のデクスター・フレッチャー。脚本家には、『高慢と偏見とゾンビ』(2016)原作小説や『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)脚本を手掛けたセス・グレアム=スミスが就任している。プロデューサーは『トランスフォーマー』シリーズや『MEG ザ・モンスター』(2018)『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)などのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラだ。
ちなみに、フレッチャー監督はロバート・ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ主演の『シャーロック・ホームズ』第3作(タイトル未定)、ドラキュラ伯爵のしもべ・レンフィールドを描くモンスター映画『レンフィールド(原題:Renfield)』も控えている。ただしVarietyによると、フレッチャー監督の次回作はリブート版『セイント』になる可能性があるとのことだ。
Source: Variety