実写版『ピノキオ』に続編はある?「おそらく」とプロデューサーが前向き

アニメ映画『ピノキオ』が1940年に米国で公開されて以来、世界中で80年以上にわたって愛され続けている物語が、実写版映画として蘇った。アニメ版に続編は存在しないが、どうやら実写版は違う道のりを辿る可能性があるようだ。
『ピノキオ』ワールドプレミアの際(2022年9月8日、米ロサンゼルス)、製作総指揮者のジャクリーン・レヴィンが米Varietyのインタビューに対応。「本作が『ピノキオ』シネマティック・ユニバースの始まりになるのでしょうか?さらに、『ピノキオ』のシリーズが製作されますか?」との質問に回答している。
「多分。おそらくですね。この作品の成績を見ないと分からないですが。私たちと同様に、この作品を皆さんが気に入ってくれて、それが他の作品の始まりになると良いのですが。この物語には間違いなく行くべき場所がありますし、いずれ分かるでしょう。」
あくまでレヴィンは、『ピノキオ』の成功次第だと強調しながらも、製作チームとしては続編への意志がないわけではなさそうだ。
『ピノキオ』の主人公ピノキオは、孤独に暮らすおじいさんゼペットが作った木彫りの人形だが、ある日、妖精ブルー・フェアリーが人形に魔法をかけて命を授かる。“本物の人間の子ども”になるという願いを叶えるために良心を学ぼうとするが、何も知らない純真無垢なピノキオには、あらゆる誘惑や試練が待ち受けていた……。
出演者は、ゼペットじいさん役に名優トム・ハンクス、木彫りの人形ピノキオに命を与えるブルー・フェアリー役に俳優・歌手のシンシア・エリヴォ、 コオロギのジミニー・クリケット役の声優に『インセプション』(2010)などのジョセフ・ゴードン=レヴィット。ピノキオの声優は「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」(2020)のベンジャミン・エバン・アインワース、またコーチマン役を『美女と野獣』(2017)のルーク・エヴァンスが演じる。メガホンをとったのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズをはじめ、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でアカデミー賞の作品賞・監督賞を受賞したロバート・ゼメキス。
果たして続編が誕生することになるのか、今後の動向に注視しておきたい。実写映画版『ピノキオ』は、ディズニープラスにて独占配信中。
▼ ディズニーの記事
Source:Variety