ピクサー新作『ソウル(原題)』2020年6月米国公開決定 ─ 『インサイド・ヘッド』監督、今度は「自分とは何か」を探る

ピクサー・アニメーション・スタジオは、新作アニメーション映画『ソウル(原題:Soul)』を2020年6月19日に米国公開することを発表した。監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)『インサイド・ヘッド』(2015)を手がけたピート・ドクターが務める。
One year from today, Pixar Animation Studios will take you on a journey from the streets of New York City to the cosmic realms to discover the answers to life’s most important questions. Disney & Pixar’s “Soul” arrives in theaters on June 19, 2020. pic.twitter.com/D3VP8Tw4RM
— Pixar (@Pixar) 2019年6月19日
発表によると、『ソウル』はニューヨークの路上から宇宙空間までを舞台に、「人生で最も重要な疑問の答えを探す」ストーリーになるとのこと。なお米Deadlineは、本作の概要として以下の言葉を掲載している。
「情熱や夢、自分の興味はどこから生まれてくるんだろうって考えたことはある? 自分を作っているものが何かを考えたことは? …“自分”って?」
ピート監督は、前作『インサイド・ヘッド』で、人間の感情や記憶というテーマを、脳科学や心理学、神経科学といった専門分野の知見を得ながら、誰もが楽しめるエンターテインメントの枠組みで見事に掘り下げてみせた。本作『ソウル』では、タイトルや概要からも示唆されているように、「自分とは何か、自分を形づくるものとは何か」という深遠なテーマに迫っているようだ。
『ソウル』のプロデューサーを担当するのは、『インサイド・ヘッド』にも参加し、アカデミー賞短編アニメ映画賞を受賞した『LOU』(2017)をプロデュースしたダナ・マレー。脚本家の名前は現時点でアナウンスされていない。
近年、『ファインディング・ドリー』(2016)や『カーズ/クロスロード』(2017)、『インクレディブル・ファミリー』(2018)、そして『トイ・ストーリー4』(2019年7月12日公開)と続編映画の比率が大きかったピクサーは、『ソウル』に先がけて公開される『オンワード(原題:Onward)』(2020年3月米国公開)を皮切りに完全新作に再び舵を切っていく意向。『トイ・ストーリー4』から1年間に3作品が公開されるという異例の過密スケジュールだが、信頼のピクサー・クオリティに引き続き期待しよう。
映画『ソウル(原題:Soul)』は2020年6月19日に米国公開予定。