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『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』ドラマ版は「まもなく発進」、脚本作業は順調

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
© Twentieth Century Fox 写真:ゼータイメージ

人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のドラマ化企画について、原作者のリック・ライアダンが現在の状況を明らかにした。2020年5月にDisney+でのドラマシリーズ化が発表されて以来、ライアダンはしばしば作業の進捗を公にしている。

既報によると、ドラマ版のシーズン1は『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃』(ほるぷ出版)に基づき、ギリシャ神話に登場する神々の子孫であることを知った若者たちが、神々の争いを収めるべく冒険に出る姿が描かれる予定。ライアダンが自身のブログで明かしたところによれば、パイロット版の脚本作業が進行しており、「(出来栄えは)誰もが気に入っていますが、Disney+の幹部に提出する前に、いくつか調整しなければいけないところがある」とのこと。

「どんな執筆作業でも同じことですが、脚本を書く中では、本当にたくさんの草稿ができるもの。けれど、すべてのアイデアや意見がポジティブなものだし、助けになります。できるかぎり最高の作品を作るために全員が尽力しています。まもなく第一級のプロジェクトが発進するというところで、私は興奮しているし、慎重ながらも前向きです。優れたものは、常に時間と忍耐を要します。ご期待ください!」

このブログは2021年1月24日(米国時間)に更新されたもので、ライアダンは「今週、スタジオの幹部と重要なミーティングがいくつかあります。成功を祈っていて」とも記している。水面下ながら、プロジェクトは着々と進行していると見るべきだろう。2020年7月にはライアダンが「完成には2年くらいかかる」と示唆していたが、同年12月にはティザー映像が米国にて公開された。ディズニーにとっても力の入った一作であることがうかがえる。

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は、神と人間の間に生まれた半神の少年パーシー・ジャクソンが、女神アテナの娘アナベスらとともに、冥界の神・ハデスにさらわれた母親を救う、最強の兵器・ゼウスの稲妻を追うなど壮大な冒険に出る物語。原作は5部作で、2010年・2013年には映画化されたが、ライアダンは過去の映画2部作に否定的な目線を向けている。

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Source: Rick Riordan

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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