『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウ役ジョニー・デップが卒業の可能性? シリーズ脚本家がリブート報道認める

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズから、ジャック・スパロウ役のジョニー・デップが卒業する可能性が高まっている。シリーズ第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)を執筆した脚本家のスチュワート・ビーティ氏が、英Daily Mailのインタビューにて自身の見解を明かした。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のリブート企画について報じられたのは、2018年10月23日(現地時間)のこと。脚本家として契約交渉に入ったのは『デッドプール』シリーズのレット・リース&ポール・ワーニックで、デップをはじめとする出演者の続投は不明だとされている。
今回の報道によると、ビーティ氏は、すでにリース&ワーニックがリブート版の脚本作業に入っていることを認めたとのことだ。
「きっと二人は(『パイレーツ・オブ・カリビアン』を)最高にコミカルな形でひっくり返してくれるでしょう。私は『デッドプール』のオープニング・クレジットで大笑いした、二人の大ファンなんです。すごく特別なものを作ってくれると願っていますよ。」
またビーティ氏は、デップのシリーズ卒業について尋ねられると、頷きながらこう述べたという。
「彼(デップ)は最高の仕事をしてくれました。確実にキャラクターを自分のものにして、(ジャック・スパロウは)今では彼の最も有名な役柄になったんです。世界中の子どもたちがジャックとしての彼を大好きになったことは、彼にとっても、私たちにとっても素晴らしいこと。とても幸せですよ。ジャック・スパロウはずっと残っていくものだと思います。彼が5回演じた唯一の役柄だし、彼が衣裳を着て病院の子どもたちを訪ねる役柄でもある。これからも彼は、ジャック・スパロウとして思い出されることになりますね。」

このインタビューでビーティ氏は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』にデップの起用が決まった当時について、まだデップが現在ほどの大スターではなかったこと、むしろ個性派俳優として知られていたことに触れて「大作映画で彼を中心に据えるなんて、誰もがクレイジーだと思っていました」と振り返っている。「でも成功した、奇跡ですよ。商業的な大作映画、ポップコーン・ムービーで俳優がオスカーにノミネートされるなんて、本当に素晴らしいことですよね。」
ただしご留意いただきたいのは、ビーティ氏は『呪われた海賊たち』のあと『パイレーツ・オブ・カリビアン』には携わっていないため、シリーズの現状をどこまで正確に把握しているかは不明だということだ。リブート企画についても、ディズニーからビーティ氏へのオファーはなかったとのこと。ビーティ氏はリブート版について「参加できたら最高ですね」と述べつつ、ひとまず現状を前向きに捉えていることを語った。
「自分の作品がリブートされるということは、リブートする価値のある仕事だったということでしょう。私は物事を前向きに考えるようにしていますし、リブートされることは光栄に思っていますよ。」
デップが引き続き『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出演するかどうか、正確な情報は公式発表を待つほかなさそうだ。THE RIVERでは、リブート企画についても続報が入りしだい随時お伝えしていく。
Source: Daily Mail