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『プー あくまのくまさん』続編決定、世界配給へ

プー あくまのくまさん
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あの『くまのプーさん』のキャラクターをホラーに転用した異色の映画『プー あくまのくまさん』の続編製作が正式に決定し、世界市場のバイヤーに向けて販売されていることがわかった。The Hollywood Reporterが報じている。

『プー あくまのくまさん』は、A・A・ミルンの児童小説「クマのプーさん」の著作権が2022年に失効したことをいいことに製作されたインディーホラー映画。ディズニーアニメの可愛らしいビジュアルをベースに、プーさんやピグレットが連続殺人鬼として登場するという面白おかしさで、海外公開時より話題を呼び、2023年6月23日より日本でも公開されることが決定している。

いざ米国公開を迎えると、米Rotten Tomatoesで批評家スコア4%を叩き出し、「史上最低評価の映画100」に仲間入りを果たすことになった。決して名誉とは言えない評価に加え、香港での上映は急遽中止が決定するなど、何かと話題が絶えなかったが、10万ドルとされる製作予算に対し、海外含め500万ドルの興収を上げ、商業的に成功を収めたことにより、早くも続編が決定。すでにメキシコ、南米、ドイツ、イタリア、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、北欧、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、中東諸国、トルコ、台湾、インドとワールドワイドな配給が予定されている。

1作目で監督・脚本を務めたリース・ウォーターフィールド、プロデューサーのスコット・ジェフリーの続投も決定しており、前作より大きく予算も拡大する見込み。続編の詳細はまだベールに包まれたままだが、主要な撮影は今秋予定されている。

現時点では、この続編の配給予定国に日本は含まれていないが、1作目の評価次第となるだろう。なお、6月23日より公開される1作目の日本配給はアルバトロス・フィルムが手がける。

Source:The Hollywood Reporter

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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