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『パイレーツ・オブ・カリビアン』には2つの新作企画がある ─ 実現間近の「若手キャスト版」と「マーゴット・ロビー版」、ジョニー・デップ復帰どうなる

パイレーツ・オブ・カビリアン
写真:ゼータイメージ

ジョニー・デップ主演『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、続編が最も望まれるハリウッド映画シリーズのひとつだ。一時はデップの裁判騒動もあって進行が難しい状況となったが、現在は風向きが変わって実現可能性がにわかに高まっている。現時点で可能性のある「ふたつの新作企画」についてご紹介しよう。

ディズニーランドのテーマパーク『カリブの海賊』をベースとした本シリーズは、2003年の『呪われた海賊たち』のヒットを皮切りに、『デッドマンズ・チェスト』(2006)、『ワールド・エンド』(2007)、『生命の泉』(2011)、『最後の海賊』(2017)の全5作が製作された一大フランチャイズ。全作の累計興収は45億ドルを越えるドル箱シリーズとあって、スタジオとして手放すには惜しい。

新作が実現するのなら、現在ふたつの可能性がある状況だ。ひとつは、DC映画のハーレイ・クイン役などでお馴染みのマーゴット・ロビーを主演に据えた女性版リブートである。

マーゴット・ロビーの女性版『パイレーツ・オブ・カリビアン』

この企画は2020年から伝えられていたもの。シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーも製作を務めながら、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』クリスティーナ・ホドソンが脚本を執筆するというものだ。

ロビーは概要について、「シリーズの世界に女性的な要素をきちんと取り入れられる」ものになると語っていたが、その後一転して消極的な姿勢に。「完全に女性が主役というわけではないが、もっと女性に焦点を当てた」ものとしてアイデアを準備していたものの、今ではスタジオが「やりたがっていない」と語り、企画頓挫の可能性を示唆していた。

ところがその後、製作のブラッカイマーは実現に向けて「かなり近付いてきている」と発言しており、状況は二転三転している。企画は「私としても、ディズニーとしても活きている」と断言し、「製作されるものと信じています。とても力強い物語なんです」と推した。ブラッカイマーいわく、ロビーが「早急に進まないことを残念がっている」だけであり、企画自体は今も存続しているようだ。

「素晴らしい脚本がある」というブラッカイマーは、「今は二つの企画を進めている」と紹介。そのひとつはロビー版の女性リブートで、もうひとつというのが、「若手キャスト主演のもの」だ。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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