「パワーパフガールズ」ドラマ実写版、クロエ・ベネットがブロッサム役から降板

カートゥーンアニメ「パワーパフガールズ」ドラマ実写化企画、「Powerpuff(原題)」よりメインキャストのひとりであるクロエ・ベネットが、ブロッサム役から降板したことが明らかになった。米Varietyが報じている。
本作は、2021年秋の米放送を目指して、パイロット版の撮影はすでに完了済みだった。ところがその後、撮影を完全に仕切り直すことが報じられたのだ。このたびの報道によると、この影響を受けて、クロエ・ベネットはスケジュールの都合が合わなくなってしまったのだという。現時点では、ブロッサム役の代役は決定しておらず、キャスティングは今秋から開始されるとのこと。そのほかのキャストは、ダヴ・キャメロンがバブルス役、ヤナ・ペローがバターカップ役、ドナルド・フェイソンがユートニウム博士役として引き続き出演する。
撮影が仕切り直しとなった理由については以前、米CW局のマーク・ペドウィッツCEOが、「ちょっとわざとらしすぎて、あまり現実感がなかった」と説明。一方でダヴ・キャメロンは、「全員が幸せになるものにして、相応しく解釈されたものにしなければなりません」としながら、「いくつかの要素を取り除き、他の要素と入れ替えようとしているところなんです。脚本はさらに凄いものになるでしょう」と仕切り直しに対して前向きな姿勢も示していた。
なお既報によると本作では、少女だったパワーパフガールズたちが、「犯罪との戦いに明け暮れて子供時代を失った、失意の20代」として描かれると伝えられていた。仕切り直しにあたって、物語がどう変化するのかは定かでないが、キャストの方向性に変更がないということは大人時代を描くという設定はそのまま継承されそうだ。
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Source: Variety