『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』プラット&カンバーバッチ、ロバート・ダウニー・Jr.を絶賛 ― リーダーの資質に感激

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の集大成、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、これまでスクリーンを彩ってきた数多のヒーローが一堂に集結する。すなわちそれは、豪華スター俳優が奇跡の顔合わせを果たすということだ。ドリーム・チームのリーダー役を務めたのは、2008年『アイアンマン』からMCUの顔でありつづける、トニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.である。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでピーター・クイル/スター・ロード役を演じるクリス・プラット、そして『ドクター・ストレンジ』(2016)でMCUに参戦したベネディクト・カンバーバッチは、本作でロバートと初共演となる。二人は撮影現場におけるロバートのふるまいに非常に感激したようで……。
クリス・プラット&カンバーバッチ、リーダーを絶賛
「彼(ロバート)は最高の雰囲気を作ってくれるんです」と英Empire誌で語ったのは、予告編でロバート演じるトニー・スタークとのかけあいを見せているクリス・プラットだ。
「トニー・スタークと同じ性質がたくさんダウニーにはあって、それが彼の素晴らしいところなんです。今、ダウニーはトニー・スタークと同じくらいの金持ちですしね(笑)。周りにいる俳優を、彼は見たことのないような方法で気遣ってくれますよ。」
またクリスは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の撮影中に体調を崩した際のエピソードを明かしてくれた。
「彼がやって来て、“大丈夫?”って言ってくれたんです。“はい、喉は痛いですけど”って言ったら、10分経たないうちに人がハーブをたくさん持ってきてくれて。彼のトレーラー(編注:控え室)を使っていいということだったので、そこで最新の医療機器を使わせていただきました。すごかった、人生最高の時間でしたよ。」
一方、異なる角度からロバートの資質を絶賛するのは、自らも主演俳優として、映画・ドラマ・舞台など数々の作品を引っ張ってきたベネディクト・カンバーバッチだ。米Entertainment Weekly誌にて、彼は「ロバート・ダウニー・Jr.とは息ぴったりでしたね」と述べている。
「彼はすごく開放的な主演俳優で、失敗には寛容だし、一緒にいて楽しいんですよ。ロバートがいると現場がすごくハッピーで、それは俳優だけじゃなくて全員がそうなんです。愉快だし、感覚が鋭いし、フットワークが軽くて、すごく知性的な俳優です。(俳優として)脂が乗っていながら、長い間こういうことを鮮やかにやれるのはすごいこと。[中略]彼の仕事を見て、しかもそこに加われるのは、本当に素晴らしいことだと思います。」
ちなみにクリスは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)でMCUに参加することが決まった際のエピソードも振り返っている。
「ダウニーが最初に電話をくれて、“ようこそ。必要なことがあればなんでも助けになりますよ。これから君が経験することを経験してきた人は、地球上にすごく少ないからね。僕は経験してる。いつでも電話してください”って。そういうことをトム・ホランド(スパイダーマン役)やチャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー役)につないでいく力が、今の僕にはあると思ってます。たとえダウニーが僕にしてくれたことの一部でも、そういう提案をしなきゃって。とにかく、“必要なことがあったら教えて”って言ってますよ。」
2019年公開『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル未定)をもって、ロバートとマーベル・スタジオの契約は満了を迎えると報じられている。アイアンマン役からロバートが卒業するかどうかはまだわからないが、チームリーダーとしてのロバートが握ってきたバトンは、今、少しずつ手渡されつつあるのかもしれない。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html
Sources: EW, Empire Magazine 2018 May
Eyecatch Image: [左]Chris Pratt [中]Robert Downey Jr. [右]Benedict Cumberbatch All Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER