Netflixドラマ『Marvel パニッシャー』にデアデビルほかディフェンダーズ・メンバーは登場せず!完全独自路線のスピンオフに

ドラマシリーズ『Marvel パニッシャー』は、マーベル/Netflixが従来展開してきたシリーズのヒーローとは一線を引いた内容になるようだ。同作でショーランナー(脚本・プロデュースなど製作の統括)を担当しているスティーブ・ライトフット氏が、米SYFY WIREのインタビューで明らかにしている。
2017年8月に配信されたクロスオーバー作品『ザ・ディフェンダーズ』に至るまで、マーベル/Netflixは『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』を製作してきた。パニッシャーというキャラクターは『デアデビル』シーズン2で初登場したものの、その単独作品『パニッシャー』に他のヒーローが登場することはないという。
他のヒーローからは独立したスピンオフへ
『パニッシャー』は主人公フランク・キャッスル/パニッシャーのオリジン・ストーリーであり、それゆえデアデビルをはじめとしたヒーローとの共演がないのは自然といえば自然だろう。しかし一方で、本作には『デアデビル』に登場しているカレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)が主要人物として登場することになる。
ほかのヒーローからは独立しつつも、世界観を共有した作品としてはクロスオーバーさせる。そうした仕掛けの背景について、スティーブ氏はマーベル側の意向であるとしながらも、彼なりの言葉でこう説明している。
「この番組に私が参加した時点で、(マーベルが)パニッシャー自身のストーリー、彼自身の道を行かせること、ザ・ディフェンダーズの出来事とは特に関係させないことを求めていたのは明らかでしたね。そういう説明がありました。
(ヒーローが共演しない)理由を推測することはできますが、私の理解では、4人のキャラクターがザ・ディフェンダーズになるという基本のコンセプトはずっと計画されていたもので、パニッシャーはそこからは独立しているんだと思います。私が説明を受けた時には(『パニッシャー』は)単独の番組で、ほかとは独立したものになる予定だったんですよ。」
もちろんクロスオーバーはマーベル作品の“お楽しみ”なのだが、マーベル側はきっと、『パニッシャー』を従来作品とは明らかに異なるテイストや、主人公フランク・キャッスルの復讐劇をそれ単独で深く味わえる作品として構想していたに違いない。したがってデアデビルとの再共演、ほかのディフェンダーズ・メンバーとの共演も今後ありうるかもしれないが、それはまた別の話というわけだ。
ドラマ『Marvel パニッシャー』は2017年11月17日よりNetflixにて配信開始。
Source: http://www.syfy.com/syfywire/the-punisher-showrunner-on-making-an-angry-violent-white-man-sympathetic-in-modern-america