ダニエル・クレイグ主演、『君の名前で僕を呼んで』ルカ・グァダニーノ監督の初タッグ作が正式始動 ─ イタリアでまもなく撮影開始

『007』『ナイブズ・アウト』シリーズのダニエル・クレイグ、『君の名前で僕を呼んで』(2017)『ボーンズ アンド オール』(2023)のルカ・グァダニーノ監督による初タッグ作『クィア(原題:Queer)』の製作が正式に決定し、まもなく撮影がスタートすることがわかった。米Varietyが報じている。
本作は2022年12月に企画が報じられていたもので、当時、グァダニーノ監督は実現に向けて資金調達にあたっていると伝えられていた。順調に準備が整ったようで、監督にとってはゼンデイヤ主演の恋愛スポーツ映画『Challengers(原題)』(2023年9月15日US公開)に続く新作となる。
『クィア』は『裸のランチ』などで知られる作家ウィリアム・S・バロウズの同名小説(邦題『おかま』)を映画化するもの。主人公のリーは、メキシコシティで、アメリカを追われた大学生たちやバーのオーナーたちと過ごしながら自分の人生を語る。内気で不安定なリーは、やがてアラートンという若い男を愛するようになり……。
役名が原作そのままかどうかは不明だが、ダニエルが主人公の男を演じ、彼が惹かれる若い男性役を「アウターバンクス」(2020-)のドリュー・スターキーが演じる。
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報道によると、その他の出演者には『ファントム・スレッド』(2017)のレスリー・マンヴィル、ウェス・アンダーソン作品や『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)のジェイソン・シュワルツマン、『ニュー・ミュータンツ』(2020)のヘンリー・ザガ。
脚本は『Challengers』でグァダニーノとタッグを組んだ劇作家ジャスティン・クリツケス、衣裳デザインは同じく『Challengers』に参加したJWアンダーソン創業者のジョナサン・アンダーソン。映画は全編メキシコシティを舞台に展開するが、撮影はグァダニーノ監督の拠点であるイタリア・ローマのチネチッタ・スタジオにて実施される。
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Source: Variety