全ては『インフィニティ・ウォー』につながる!マーベル映画に登場するインフィニティ・ストーンのひとつ、『リアリティ・ストーン』とは
マーベル・シネマティック・ユニバースでは、様々な形でインフィニティ・ストーンが登場することは、ファンならばご存知だろう。『アベンジャーズ』シリーズの次回作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(原題)』の情報が錯綜している現在ではあるが、マーベル・シネマティック・ユニバースの世界を、合計6つのインフィニティ・ストーンで振り返ることで、映画におけるインフィニティ・ストーンの活躍を予想したい。
前回は4次元キューブに格納されている「スペース・ストーン」をご紹介した。第2回目の今回はリアリティ・ストーンに注目してみよう。
リアリティ・ストーンとエーテル

リアリティ・ストーンは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場したエーテルに内包されている。劇中ではダークエルフのリーダーであるマレキスがこのエーテルを使用し、宇宙をビッグバンと同様にして永遠の闇へと葬ろうとした。アスガルド軍はかつてダークエルフ陣営からこのエーテルを奪っていたものの、現代でソーの恋人であるジェーン・フォスターが、エーテルの力をその身に取り込んでしまう。ジェーンの身を案じたソーはジェーンをアスガルドで保護するが、彼女はエーテルの存在に気づいたマレキスに誘拐されてしまった。マレキスはジェーンからエーテルを分離することに成功し、エーテルの力で地球と宇宙を闇に葬ろうとする。もちろん最終的には、ソーによって実行は防がれるのだが。

『アベンジャーズ』以降にあたる『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、アスガルドには4次元キューブが保管されている。そこでリアリティ・ストーンは、強大な力を一つの場所に集めておかないよう、シフによってコレクターのもとに届けられた。しかし『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』ではコレクターが別のストーンを手に入れようとしており、わずかではあるが、結果的に2つのストーンが揃ってしまっている……。

なお、エーテルは英語で“Aether”と綴られる。これは4次元キューブ(“Tesseract”)につづき、ほかのストーンが格納されたアイテムの頭文字と合わせると『インフィニティ・ウォー』のヴィランであるサノス(=Thanos)の頭文字を構成するものである。
原作におけるリアリティ・ストーン
原作においてインフィニティ・ストーンは「インフィニティ・ジェム」と呼ばれており、したがってリアリティ・ストーンも「リアリティ・ジェム」とされている。映画では赤色のアイテムだが、原作では黄色である。現実を操作する能力をもち、リアリティ・ジェムの保有者が望むものを具現化する。かつてアイアンマンやMr.ファンタスティックが組織していた極秘チーム「イルミナティ」がインフィニティ・ジェムを持っていた際は、ブラックボルトというインヒューマンズのリーダーによって管理されていた。
『マイティ・ソー/ダークワールド』では、赤い雲状の物体によって、様々なものが破壊されていった。もしかすると、リアリティ・ストーンの能力は原作とは少し異なるのかもしれない。『インフィニティ・ウォー』では、サノスがこのストーンでヒーローたちを苦しめるものと予想できるが、その使い方は不明だ。『ダーク・ワールド』でマレキスが使ったのと同じ方法かもしれないし、原作同様、サノスの念じるものを具現化するのかもしれない。例えばアイアンマンのリパルサーを、リアリティ・ストーンで作ったシールドで防いだりするのかも……。
Eyecatch Image: http://www.thisisinsider.com/what-are-infinity-stones-2016-11
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