クリス・エヴァンスの新作実話アクション映画、Netflixにて配信へ ─ 『マグニフィセント・セブン』ヘイリー・ベネットら共演

『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでおなじみクリス・エヴァンス主演の実話アクション映画『The Red Sea Diving Resort(原題)』が、Netflixにて配信されることがわかった。米Deadlineなどが伝えている。
『The Red Sea Diving Resort(原題)』は、1980年代前半、エチオピアでの内戦を背景に、イスラエル諜報特務庁「モサド」が、スーダンの難民キャンプから数千人のエチオピア系ユダヤ人を移送した実際の作戦を描くアクション・スリラー。エヴァンスは作戦を主導するイスラエル人エージェント、アリ・キッドロン役を演じる。
本作の撮影は2017年夏に行われており、ファンの間では作品のお披露目が待たれていた。今回の報道によれば、Netflixは中国を除く全世界での配給権を取得したとのこと。作品は2019年内にも全世界で配信されるという。
エヴァンスのほか、共演者には『マグニフィセント・セブン』(2016)『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)のヘイリー・ベネット、『アサシン クリード』(2017)のマイケル・ケネス・ウィリアムズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018)のマイケル・ユイスマン、『シンドラーのリスト』(1993)『アイアンマン3』(2013)などの名優ベン・キングズレーといった顔ぶれが揃った。
脚本・監督を務めたのは、ドラマ「HOMELAND/ホームランド」(2011-)や「TYRANT/タイラント -独裁国家-」(2014-2016)を手がけるギデオン・ラフ。イスラエル出身で、イスラエル国防軍にも従事した経験を持つクリエイターだ。新作となるNetflixドラマ「The Spy(原題)」ではサシャ・バロン・コーエンを主演に迎え、1960年代に実在したイスラエルの伝説的スパイ、エリ・コーエンを描いている。
本作のモチーフとなっている実在の軍事作戦「モーセ作戦」は、過去にも『約束の旅路』(2005)として映画化されている。ギデオン監督による脚色がどのようなものになっているかは不明だが、配信前に予習しておくと、さらに深く作品を味わえることだろう。
ちなみにエヴァンスは、Netflixオリジナル映画『The Devil All the Time(原題)』をスケジュールの都合により降板、後任者としてセバスチャン・スタンが就任したことで話題を呼んだばかり。本作の配給をNetflixが手がけることによって、別のかたちでNetflix映画への登場を果たすこととなった。
映画『The Red Sea Diving Resort(原題)』は2019年内にNetflixにて配信予定。