故ランス・レディック、死因が判明 ─ 心疾患によるもの

2023年3月17日に逝去した故ランス・レディックの死因が判明した。虚血性心疾患とアテローム動脈硬化性心疾患によるものであったことを米TMZなどがが報じている。
レディックは現地時間3月17日朝9時30分頃、米ロサンゼルスの自宅で亡くなっているのが発見された。広報担当者は自然死によるものだと伝えていたが、TMZが死亡診断書に基づく死因を公表した。虚血性心疾患はより一般的には動脈硬化によるものとして知られており、血栓によって心臓の欠陥が狭くなり、心臓に栄養や酸素が行き渡らず発症するとされる。アテローム動脈硬化性心疾患は通常、コレステロールや脂肪の蓄積により動脈の幅が狭くなることで引き起こされると言われている。
レディックは1996年の俳優デビュー以来、数多くの映画やドラマに出演した。最も知られるのはキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』シリーズで、物語の舞台となるコンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ、シャロン役を演じた。シリーズ最新作となる『ジョン・ウィック:コンセクエンスにも出演しているほか、シリーズ初のスピンオフ作品『バレリーナ(原題)』の撮影も逝去する直近に終了していた。ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスと、シリーズの監督を務めてきたチャド・スタエルスキは、レディックを追悼する声明文を共同で発表している。
その他にも数本の作品が待機作として控えており、更なる活躍を期待されている渦中での逝去となった。レディック演じるシャロンが登場する最後の作品『バレリーナ』は2024年6月7日に米国での公開が決定したところ。気高く、気品に溢れるシャロンの姿が日本でも観られることを願おう。
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