『アベンジャーズ』ジェレミー・レナー、瀕死事故の経験を曲に ─ 「立って、歩いて、生きられることは、とても幸運だ」

2023年1月1日に巨大除雪車に轢かれたことで瀕死の重傷を負っていた『アベンジャーズ』ジェレミー・レナーが、負傷からの回復の経験についての楽曲をいくつか制作していたようだ。リリース日はまだ不明だが、自身のInstagramで予定を知らせた。

レナーは今年の正月、7トンもの巨大除雪車に轢かれ負傷。30箇所以上を骨折し、胸部鈍的外傷、整形外傷の手術を受けていた。甥を助けるために自ら犠牲になっていたのだという。

その後は周囲の献身的なサポート、共演者仲間の見舞い、そして何よりも自身の不屈の精神と共に懸命な治療とリハビリを続け、再び立って歩けるまでになった。事故からわずか4ヶ月後には杖をつきながらもTV番組に出演し、怪我の経験を笑い話にして語っている。

レナーは俳優業のほかミュージシャンとしても活動しており、2020年にはアルバム『Live for Now』と『The Medicine』をリリースしている。事故についての経験を歌ったEP「Love and Titanium」を準備中だといい、次のように紹介した。

「今年の1月1日からの回復の旅について、さまざまな節目を曲に書きました。“Love and Titanium”は僕にとって、痛みと深い癒し、そして最終的にはカタルシスが伴う制作となりました。皆さんと分かち合う勇気が得られることを願っています。」

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死を覚悟して遺書も書いていたというレナーは、事故によって死生観に大きな変化があったようだ。米CNNでは、「立っていられること、歩くこと、生きられることは、とても幸運なことです。はっきりわかりました。人生に無駄なことはありません。僕の人生に、もう脂肪はありません。そんな時間はないんです」と語っている。「自分の人生を“どう生きたいか”、“誰と生きたいか”が、すごくクリアになりました」というレナーは、人生の本質を見出したことや、生きていられることを「スーパーパワー」と言い表している。

Source:CNN