Minami 2022.2.5 11:30 Topic | Tv/Movie

『バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』バリー＆レベッカの登場案が存在していた

『バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』にはクリス＆クレアをはじめ、ジル、レオン、ウェスカーといったっゲームシリーズのメインキャラクターたちが勢揃いしているが、バリー＆レベッカは残念ながら登場していない。もっとも、その登場計画は存在していたようだ。

ゲームの1作目と2作目の物語を融合させた本作では、“洋館事件”、“ラクーンシティ壊滅事件”の物語が一夜の出来事として描かれている。バリーとレベッカは、1作目における重要人物だ。「S.T.A.R.S.」アルファチームのメンバーであるバリーは、クリスのパートでは冒頭の洋館に逃げ込む際に登場して以降は消息不明となるが、ジルのパートではパートナーとして活躍する。映画本編への登場を果たせなかったバリーだが、ヨハネス・ロバーツ監督は以前、「脚本の中に存在しました」としながら、「心配する必要はありません。彼は待機していますから」と今後の登場を示唆していた。

一方のレベッカもまた、1作目に登場したキャラクターのひとりだ。「S.T.A.R.S.」ブラヴォーチームに所属する新米隊員として、ラクーンフォレストにて頻発する猟奇事件の調査に向かう。しかし、レベッカをはじめとするブラヴォーチームは行方不明となってしまい、その救助隊員として繰り出されることになったのが、クリスやジルをはじめとするアルファチームだ。レベッカはブラヴォーチームの仲間を洋館で介抱していたところ、クリスに救助される。そこからレベッカはクリスと協力しながら、無事に洋館から脱出を目指し成功した。ブラヴォーチームでは唯一の生存者だ。

Screen Rantによると、本映画版の初期の脚本では、アルファチームのメンバーであるレベッカの登場が明記されていたとのこと。ジルの代わりに、レベッカがレオンにダイナーで話しかけるといった展開が用意されていたようだ。またレベッカは、ほかの隊員たちと共に洋館事件の調査に向かうことになる予定だったのだという。

一方のバリーは、“チームのリーダー”として後の展開で紹介されるはずだったことが判明。“チームのリーダー”としてのみ伝えられているが、おそらくアルファチームのことを示すものと思われる。しかし、このバージョンのバリーは、頼れる相棒的存在から無能な人物として描かれており、ゲームでおなじみのマグナムも所持していないとのこと。さらにこの脚本では、バリーとレベッカは洋館内で死亡する展開が用意されていたのだという。続編が製作された際には、ふたりが登場し生存者として活躍することに期待したいところだ。

『バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2022年1月28日（金）より公開中。