『スター・ウォーズ』レイ、オビ=ワンの孫娘案あった ─ デイジー・リドリーが認める

2015年の年末から数年間、世界中の『スター・ウォーズ』ファンの最大の関心事のひとつは、「レイは何者なのか」ということだった。
新サーガの幕開け作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)で登場したジャクーのスカベンジャー、レイには、大きな期待がかけられていた。なぜかミレニアム・ファルコン号の操り方を直感したり、なぜか強いフォースの持ち主だったり。レイは、よもや先代のジェダイの血を引いているのではないか?
この記事には、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれています。
実は当初、実際にオビ=ワン・ケノービの孫娘であるという設定が検討されていたそうだ。レイを演じたデイジー・リドリーが、このたび米Jimmy Kimmel Liveで新たに語った。
「最初の頃は、オビ=ワンとの繋がりはどうかって考えられていたんです。それから、違う方向が出てきて、何者でもないってことになったんです。」

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)では、レイの正体は「何者でもない」という衝撃的な事実が明かされ、さらに完結作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)では、この出自設定がもう一度覆された。レイの祖父は、皇帝パルパティーンだったというのだ。
「エピソード9になって、J・J(・エイブラムス監督)が私に映画の説明をしてくれたときに、“パルパティーンがおじいちゃんだよ”って。私も“最高ですね”って思いました。でも2週間後には“まだ確定じゃない”って。だから、ずっと変化し続けていたんですよね。撮影中の私ですら、どういう答えになるか分からなかったんです。」
パルパティーンの『スカイウォーカーの夜明け』での再登場、およびレイとの関係性は、J・J・エイブラムス監督が持ち込んだアイデア。彼らはコリン・トレボロウ前監督降板後に急遽舞い戻ったわけだから、レイの出自についてはデイジーの言う通り、本当に「変化し続けていた」ことが分かる。
ところで、もしもレイがオビ=ワンの孫娘ということになっていたら?ジェダイは恋愛禁止のはずだから、オビ=ワンがいかにして子を設けたかも気になるところ。予定されているオビ=ワンのスピンオフドラマにリンクしたり……なんて展開もあったかもしれない。まぁ、それは我々が探しているドロイドではない。
▼ スター・ウォーズの記事
Source:Jimmy Kimmel Live