『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン、「マンダロリアン」の監督を熱望 ─ スケジュール次第で稼働

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン監督は、ドラマ「マンダロリアン」を監督したいと熱望しているようだ。

そう伝えるのは米作家のサリア・ウィルソン。以前にもライアン・ジョンソンとの単独インタビューを行っていて、同監督による新たな『スター・ウォーズ』3部作が今も進行中であると伝えていた人物だ。この度ウィルソン氏は、ジョンソン監督との会話の新たな内容を、次のように伝えている。
finding time to break away and do it. He said he has spoken to Dave Filoni about it. He had gone and visited the set during Season 1. He said it was so cool and I told him I was very jealous. He had seen “Baby Yoda” months before the reveal.
He said it was fascinating seeing
— Sariah Wilson (@sariahwilson) April 17, 2021
「『マンダロリアン』のエピソードを手掛けたいと思うことはありますかと、ライアンに聞いてみました。彼はやりたくて仕方ないが、スケジュール次第ということです。今は『ナイブズ・アウト2』を執筆していて、そのまま撮影に入るということで、いつ切り替えられるか次第とのことです。もうデイヴ・フィローニとも話したことがあるそう。シーズン1のときには撮影現場も訪れたそうです。すごく良かったそうで、羨ましいですと伝えました。ベビー・ヨーダのことは、発表の数ヶ月前から知っていたそうです。」
『最後のジェダイ』は『スター・ウォーズ』に全く新たなアプローチをもたらした作品で、一方の「マンダロリアン」はサーガの伝統に則るような作風が特徴的だ。既に「マンダロリアン」製作総指揮のデイヴ・フィローニとも話しているというジョンソンだが、もしも同シリーズを手掛けるとしたら、一体どんな物語に仕上げるのだろう。
とは言え、これが直ちに実現する見込みは薄いだろう。ウィルソン氏が伝えるようにジョンソン監督は現在『ナイブズ・アウト』続編製作の真っ只中で、2021年6月28日からギリシャで撮影を開始する予定。一方の「マンダロリアン」シーズン3は2021年4月にも始められると伝えられていた。詳細は明かされていないものの、既に各エピソードの監督陣も固められているはずで、そこにライアン・ジョンソンが加わることは現実的に難しいはずだ。
また、『ナイブズ・アウト』続編についてライアン・ジョンソン監督は、第2作だけでなく第3作目の製作契約もNetflixと交わしている。仮に「マンダロリアン」がシーズン4まで続くとしても、そちらとのスケジュールの兼ね合いも懸念されるだろう。
もっとも、ジョンソン監督は映画のみならず、ドラマシリーズでも『スター・ウォーズ』の銀河に舞い戻りたいと考えているらしいことは確かな事実だ。