『クラッシュ・バンディクー』オリジナル声優が逝去

人気ゲームシリーズ『クラッシュ・バンディクー』の英語版オリジナル声優、ブレンダン・オブライエンが亡くなった。60歳だった。

『クラッシュ・バンディクー』は、後に『アンチャーテッド』『The Last of Us』などでも知られるようになるノーティードッグが1996年にリリースしたプレイステーション用のアクションゲーム。島の暴れん坊クラッシュを操作して、仮面の精霊アクアクの助けを借りながら難攻不落のステージを進み、ボスキャラクターのネオ・コルテックスに挑んでいく。

日本語版ではクラッシュ役を山口勝平、ネオ・クルテックス役を飯塚昭三が務めていたが、実は海外版は全てのキャラクターをオブライエンが1人で担当した。

1962年にハリウッドで生まれたオブライエンは10代の頃に子役デビューを果たしており、いくつかのTV映画、インディー映画、短編映画やTVドラマにも出演した。中でも『クラッシュ・バンディクー』で声優を務めたことは彼にとって最も誇らしい出来事であり、クラッシュを懐かしむファンと交流し、記念品にサインすることもあったと、オブライエンの追悼ページには記されている。

「ブレンダン・オブライエン氏の逝去を慎み、愛する方々に心からお悔やみ申し上げます」と、『クラッシュ・バンディクー』の公式Twitterアカウントは偲んだ。「彼はクラッシュ・バンディクーとそのほかのキャラクターたちに命を吹き込んだ、素晴らしい才能をお持ちの方でした。彼は、クラッシュのファンの心の中で永遠に生き続けるでしょう」。

Sharing our sincere condolences to Brendan O’Brien’s loved ones for his passing. He was an incredible talent who brought Crash Bandicoot and other Crash characters to life. He will forever live on in the hearts of Crash fans. https://t.co/Cp9nBeTMgU

— Crash Bandicoot (@CrashBandicoot) May 15, 2023

心からご冥福をお祈りいたします。