ドラマ「リバーデイル」の撮影が新型コロナウイルスの影響で中断、感染者と接触のため

人気青春ミステリードラマシリーズ「リバーデイル」の撮影が、新型コロナウイルスの影響で中断されたことがわかった。米Deadlineが報じている。
現在米放送中の本シリーズは、シーズン4の撮影がカナダ・バンクーバーで行われていた。撮影に携わるメンバーの1人が、新型コロナウイルス感染者と接触したことが判明したため、製作の米ワーナー・ブラザース・テレビジョンは撮影中断の決定に至ったという。現在、チームメンバーは保健機関で受診中とのこと。同社広報担当者は、以下のように声明を発表している。
「現在、我々はバンクーバーの適切な保健機関で、当人と接触した方を確認している最中です。従業員やキャスト、クルーの健康と安全を常に最優先としております。我々のプロダクションに携わっている方々を守るために、安全策を取り続けてまいります。」
この中断による今後の放送・配信スケジュールへの影響は不明だ。
米出版社Archie Comicsの人気シリーズ『アーチー・コミックス』を実写化した「リバーデイル」は、2017年の放送開始から、特に若者の間で絶大な人気を博している。ショーランナーを務めるのは、「glee/グリー」(2009-2015)や「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)のロベルト・アギーレ=サカサ。出演者には、『僕のワンダフル・ライフ』(2017)のKJ・アパ、『ハスラーズ』(2019)のリリ・ラインハート、『シュガーベイビー』(2018)のカミラ・メンデス、「スイート・ライフ」(2005-2008)のコール・スプラウスらが名を連ねている。
新型コロナウイルスの世界的な影響が、エンターテインメント業界にも広がっている。オーストラリアで新作映画の撮影中に新型コロナウイルスに感染した俳優のトム・ハンクスと妻で女優・映画プロデューサーのリタ・ウィルソンは隔離措置に。映画『ミッション:インポッシブル7』やドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は撮影の中止を余儀なくされており、大型イベント「SXSW 2020」や「E3 2020」は開催中止、「コーチェラ 2020」は延期を発表している。映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』や『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は世界公開が延期とされている。
▼ 新型コロナウイルスの影響
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Source:Deadline