『ローグ・ワン』前日譚ドラマ、撮影直前に中断されていた ─ リモートワークで作業継続中、ディエゴ・ルナが明かす

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)に登場したキャシアン・アンドーの前日譚ドラマ(タイトル未定)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、撮影開始の直前で企画中断となっていたことがわかった。主演のディエゴ・ルナが明かした。
米IndieWireによると、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化するタイミングで、ディエゴはイギリス・ロンドンに滞在していたとのこと。空港が封鎖される可能性を受け、家族の暮らすメキシコに戻ってきたのだという。現在の心境を尋ねられると、ディエゴは「変な感じですよ、ロンドンから戻ってきましてね。番組の準備をしていて、もうすぐ撮影が始まるはずだったんですが」と答えた。
これに対し、インタビュアーが「番組って『スター・ウォーズ』ですよね?」と問いかけると、ディエゴは「ええ」と認めた。「プリプロダクション(撮影準備)の段階だったので対処しやすかったんです。家からでも作業しやすいので、今でも開発やデザインは進んでいますよ」。なお時を同じくして、視覚効果スーパーバイザーのニール・スキャンランは、プリプロダクションが6週間にわたって行われていたこと、製作チームがリモートワークで最大限の仕事を継続していることを明かしている。いずれにせよ、主演のディエゴが現場に入っていた以上、撮影はかなり迫っていたのだろう。
また、ディエゴは製作再開の時期については「誰にも分かりませんし、ケースによって異なるでしょうね」との見解を示している。「撮影していたらとんでもないことになっていました。止まっておくべきだと思いますし、失うものが大きい状況では何もできません」。それから、もちろんドラマの内容についても何も語っていない。むしろ、今はそれどころではないという認識のようだ。「これから4ヶ月、6ヶ月、7ヶ月の間に何が起こるのか。これから人々は、テレビや映画の物語にどんなふうに共感するのか。それも僕たちには分かりません。どんな変化が起こるんでしょうね」。
『ローグ・ワン』前日譚ドラマはDisney+で配信予定。脚本・製作総指揮はは「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)のステファン・シフが務め、パイロット版(第1話)の脚本、および複数エピソードの監督には『ローグ・ワン』の再撮影・再編集に携わったトニー・ギルロイが起用されている。
Sources: IndieWire, ComicBookMovie