『ローグ・ワン』前日譚ドラマ撮影快調、ディエゴ・ルナ「映画版を理解するための全てがある」

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)キャシアン・アンドーの前日譚ドラマ(タイトル未定)の撮影がイギリス・ロンドンで順調に進められているようだ。主演のディエゴ・ルナが認めた。
このたび、ディエゴは米国のテレビ番組「Jimmy Kimmel Live!」に深夜のロンドンから登場。司会者のジミー・キンメルから「何の撮影をしていらっしゃるんですか?」と聞かれ、「ちょっとした短編映画を友人たちと撮ってます」と笑いながら答えた。すぐさま「Disney+の作品で、ルーカスフィルムが関わっていますよね」と訂正されるや、「彼らは友達だから」とジョークを重ねている。
キャシアン・アンドーのスピンオフシリーズは、2020年春にプリプロダクション(撮影準備)が進められていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって撮影が無期延期となっていた。その後、9月下旬には「2020年10月に撮影を開始する計画」と報じられ、このたび撮影の正確な状況がディエゴによって証言された形だ。ただし、実際の撮影がいつ始まっていたのかは不明。
今回、ジミーは「『ローグ・ワン』は『エピソード4/新たなる希望』(1977)のプリクエル(前日譚)でしたが…」とディエゴに質問を投げかけている。「あなたのドラマは『ローグ・ワン』のプリクエルですが、いわゆるプリクエルであるエピソード1~3のシークエル(続編)ではない。つまりプリクエルのプリクエルであって、プリクエルのシークエルではないということでいいですか?」。ディエゴは手の込んだ冗談に笑ったあと、作品のポイントを端的に語った。
「『ローグ・ワン』を理解するために知っておくべきすべてがあります。『ローグ・ワン』以前の(キャシアンの)物語ですから、エンディングをバラしちゃっても良いと思う。[中略]結末が知られている物語を描くのは良いもので、微妙なニュアンスや厚みを分かってもらえるんです。“最後がどうなるのか”ということだけが問題にならない作品は楽しいですよ。」
本作は『ローグ・ワン』の物語から5年前を舞台に、反乱軍のスパイであるキャシアン・アンドーと、相棒ドロイドのK-2SOによる“語られざる冒険”を描く。出演者にはディエゴのほか、K-2SO役のアラン・テュディック、反乱軍の指導者モン・モスマ役のジェネヴィーヴ・オーライリーが続投し、『コレット』(2018)デニース・ゴフ、「チェルノブイリ」(2019)ステラン・スカルスガルド、『マローボーン家の掟』(2017)カイル・ソラーらが出演する。
脚本・製作総指揮は『ローグ・ワン』完成に携わったトニー・ギルロイ。エピソード監督は「ブラック・ミラー」のトビー・ヘインズが務め、そのほか脚本家には「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)ステファン・シフ、『ナイトクローラー』(2014)ダン・ギルロイ、「ハウス・オブ・カード」(2013-2018)ボー・ウィリモンが名を連ねている。
Source: Jimmy Kimmel Live!