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『ローグ・ワン』前日譚ドラマ、10月から撮影へ ─ 「ブラック・ミラー」監督を新たに起用、コロナ禍でトニー・ギルロイが降板

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)キャシアン・アンドーの前日譚ドラマ(タイトル未定)の撮影が2020年10月に開始される計画であることがわかった。米Deadlineによると、このたび「ブラック・ミラー」のトビー・ヘインズが監督に就任。監督を務める予定だったトニー・ギルロイはやむなく降板したという。

キャシアン・アンドーのスピンオフシリーズは、2020年春の時点でプリプロダクションが本格進行しており、主演のディエゴ・ルナも撮影地であるイギリス・ロンドンを訪れていた。ところが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、撮影時期は不透明となり、ディエゴもロンドンを離れていたのである。

報道によると、ルーカスフィルム/ディズニーは2020年10月に撮影を開始する計画でプリプロダクションを進行中。しかし、米ニューヨーク在住のトニー・ギルロイが、コロナ禍においては“ニューヨークにとどまるのが最良”との判断を下したため、イギリスに暮らすトビー・ヘインズが第1話~第3話を手がけることになった。ヘインズは以前から監督候補として名前が挙がっていたため、もっともふさわしい人材として判断されたとのこと。なお、ギルロイは監督からは降板したものの、今後も製作総指揮&ショーランナーとして企画に携わる

ヘインズは「ブラック・ミラー」屈指の名エピソード「宇宙船カリスター号」のほか、ベネディクト・カンバーバッチ主演のテレビ映画『ブレグジット EU離脱』(2019)などを監督。Amazon Prime Original「Utopia(原題)」も控えている。シリアスかつ堅実なドラマ演出に、ダークなユーモアセンスをあわせもつ気鋭は、『スター・ウォーズ』の世界にどう取り組むか。

『ローグ・ワン』前日譚ドラマでは、映画の5年前を舞台に、反乱軍のスパイであるキャシアン・アンドーと、相棒ドロイドのK-2SOの“語られざる冒険”が描かれる。キャシアン役のディエゴ・ルナ、K-2SO役のアラン・テュディック、反乱軍の指導者モン・モスマ役のジェネヴィーヴ・オーライリーが続投するほか、『コレット』(2018)デニース・ゴフ、「チェルノブイリ」(2019)ステラン・スカルスガルド、『マローボーン家の掟』(2017)カイル・ソラーが出演する。脚本はトニー・ギルロイ、「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)ステファン・シフ、『ナイトクローラー』(2014)ダン・ギルロイ、「ハウス・オブ・カード」(2013-2018)ボー・ウィリモン。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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