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『ロボコップ』新作映画、順調に企画進行中 ─ 1987年の1作目から直結、スーツも初代デザインへ回帰

ロボコップ
Photo by Wacko Photographer https://www.flickr.com/photos/44214515@N06/15959228542

伝説のSFアクション映画『ロボコップ』シリーズの新作『ロボコップ・リターンズ(原題:RoboCop Returns)』は、水面下にて企画が順調に進められているようだ。監督を務める『第9地区』(2009)『チャッピー』(2015)のニール・ブロムカンプがTwitterで明かした。

『ロボコップ・リターンズ』は、ポール・バーホーベン監督による『ロボコップ』第1作(1987)から直結するストーリーで、第2作以降とは関連性をもたない内容となる模様。脚本は第1作の執筆したエドワード・ニューマイヤー&マイケル・マイナーによる初稿をもとに、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年11月8日公開)のジャスティン・ローズがリライトを担当。ニューマイヤーはプロデューサー、マイナーはエグゼクティブ・プロデューサーを兼任する。

このたびブロムカンプ監督は、「『ロボコップ』の進捗はありませんか?」との質問に「脚本の執筆作業中です。順調ですよ!バーホーベン版(第1作)を観て、続編を想像してください」とコメントした。

『ロボコップ・リターンズ』に関する前回の情報は2018年7月に伝えられたものだが、その後も約1年を費やして脚本作業は進められている模様。現在もジャスティンが脚本作業にあたっているのか、別の脚本家も携わっているのかはわからない。

ともあれ、本作がやはり第1作の続編として構想されていることは確かなようだ。「初代のスーツが出てくるってことでしょうか?」との問いかけに、監督は「100万パーセント初代です」とも応じているのである。

『ロボコップ』は、殉職した警察官が最新技術でサイボーグ「ロボコップ」として復活し、近未来のデトロイトを舞台に活躍する物語。1990年に第2作、1993年に第3作が製作され、2014年にはリブート版も公開されている。ただし前述の通り、『ロボコップ・リターンズ』は第2作以降とは関連性をもたないものとみられる。

『第9地区』(2009)『エリジウム』(2013)『チャッピー』(2015)と、社会的なテーマにスタイリッシュな演出を融合させたSFアクションを放ってきたブロムカンプ監督は、どんなアプローチで『ロボコップ』に挑むのか。自身が手がける予定だった『エイリアン』新作が頓挫してしまったぶん、こちらでの真価発揮に期待したい。

コレはどうなったんだろう?

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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