ハリウッドの映画スタジオが生き残りをかけて奮闘するコメディドラマが製作決定 ─ セス・ローゲンが主演・脚本・監督

芸術性と商業性の両立がますます困難極める昨今の映画業界を舞台に、ハリウッドの映画スタジオが生き残りをかけて奮闘していく様子を描くという斬新な設定のコメディシリーズが、Apple TV+ で製作される。米Varietyが報じている。
現時点ではタイトル未定の本シリーズは1話30分で、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)など多くのコメディ作品で知られるセス・ローゲンが主演を務める。ローゲンは『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 』(2019)「ザ・ボーイズ 」(2019-)など数々の共同作品を手がけてきたエヴァン・ゴールドバーグとともに脚本の執筆、監督も兼任する。
本複数のプラットフォーマーによる競争入札の結果、Apple TV+が製作権を手にしたという本シリーズ。ローゲンとゴールドバーグがこれまで「ザ・ボーイズ」などで発揮してきたブラックな描写が新ドラマでもぞんぶんに活かされそうだ。
映画作りにフォーカスする作品と言えば、米HBOでは「ザ・フランチャイズ(原題:The Franchise)」はスーパーヒーロー映画作りを「辛辣に」描くドラマを準備中だ。監督に『007 スカイフォール』(2012)などのサム・メンデス、ショーランナーに「サクセッション」(2018-)のジョン・ブラウンなど豪華製作陣を迎えた。また、普及の名作『ゴッドファーザー』(1972)の壮絶な製作現場に迫ったドラマシリーズ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」も2022年7月の配信開始より高い評価を受けている。
Source:Variety