「ホークアイ」劇中のミュージカル『ロジャース』本当に舞台化される

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)「ホークアイ」(2021)の劇中に登場したミュージカル、『ロジャース:ザ・ミュージカル』が実際に舞台化されることがわかった。米ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークにて、2023年夏に期間限定で上演される。
『ロジャース:ザ・ミュージカル』はキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの半生に基づく架空のミュージカルで、「ホークアイ」では『アベンジャーズ』(2012)のニューヨーク決戦に基づく楽曲「Save The City」が披露された。劇中では2024年に初演を迎えた設定だが、上演に駆けつけたアベンジャーズはホークアイ/クリント・バートンただひとりだった……。
公開された予告映像では、スティーブの恋人であるペギー・カーターと思しき女性が、『ロジャース』のパンフレット(ブロードウェイで実際に配布される月刊誌『プレイビル』を模している)を手に、会場のハイペリオン・ステージへ向かっている。
A timeless story of a timeless hero! 🇺🇸 💫 A short one-act musical is coming for a limited time this summer to Disney California Adventure Park! Stay tuned for more details: https://t.co/BXBuYAmBnf pic.twitter.com/g51oXriIqq
— Avengers (@Avengers) February 23, 2023
投稿に「永遠のヒーローの普遍的な物語!」とあるように、本作は劇中の設定さながらスティーブ・ロジャースの半生を描くものとなるのだろう。「一幕物の短編ミュージカル」になるといい、ストーリーや音楽、公演日程などは追って告知される。現時点で、「Save The City」を手がけたマーク・シェイマン&スコット・ウィットマンが新規楽曲などで参加するかは不明。
ところで「ホークアイ」劇中の『ロジャース:ザ・ミュージカル』は、実在する人気ミュージカル『ハミルトン』のパロディ的な側面が強い演出となっていた。この演出ごと本当に舞台化されるのか、それともやや趣を変えた舞台化となるのか……。
なおMCUの劇中作品が現実化してしまうのは、最近では『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に登場したスコット・ラングの自伝本『Look Out for the Little Guy(原題)』に続いて2例目。同書は2023年9月5日に米国で刊行予定で、早くも邦訳版を望む声が大きい。