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『ローグ・ワン』総興行収入で『シビル・ウォー』超えなるか?北米では2016年のベスト2確定、鍵を握るのは中国市場

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が好調である。昨年12月16日の公開以来、北米では興行収入を伸ばしつづけており、2016年公開の映画としては『ファインディング・ドリー』に次ぐ第2位の記録を収めることになりそうだ。

Box Office Mojoによると、『ローグ・ワン』は公開から15日間で、北米では約3億9,355万ドルの興行収入を達成したという。海外では約3億1,250万ドル、総興行収入は約7億605億ドルに達している。一方、2016年に公開された作品のうち、北米・海外を合わせた総興行収入でトップを走るのは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』だ。北米で約4億808万ドル、海外で約7億4,522万ドルを記録し、合計では約11億5,330万ドルを稼ぎ出している。

北米収入のみで考えた場合、『ローグ・ワン』が現在のペースのまま興行収入を伸ばしていくと、少なくとも約4億4,100万ドルには達する見込みだという。うまくいけば約5億ドルを記録するのではないかとも予想されているだけに、現時点で『シビル・ウォー』超えは間違いない状況だ。現在北米第1位である『ファインディング・ドリー』(約4億8,629万ドル)の記録を超えることも夢ではない。とはいえ北米の興行収入ランキングでは、第1位『ドリー』第2位『ローグ・ワン』第3位『シビル・ウォー』という順位になる可能性が濃厚だろう。

もっとも『シビル・ウォー』の場合、北米以外でも高い収入を記録したことが、総興行収入で『ドリー』をおさえて第1位にランクインする結果につながっている。たとえ『ローグ・ワン』が北米で『シビル・ウォー』を超えたとしても、同作を総興行収入で超えるには、これから北米以外でも約4億ドルを稼ぐ必要がある。いささか厳しい数字にも思われるが、いまや一大映画市場である中国では2017年1月6日に劇場公開されるため、追い上げにも十分期待できる状況だ。ドニー・イェン&チアン・ウェンのコンビが中国でどんな効果を生むかも未知数のため、最終的な判断を下すにはまだ早かろう。

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は劇場公開中。ちなみに日本では『妖怪ウォッチ』や『バイオハザード:ザ・ファイナル』に押され気味で、ちょっと寂しいところである。

source: http://comicbook.com/2017/01/01/rogue-one-passes-captain-america-civil-war-becomes-2nd-highest-g/
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=starwars2016.htm  http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=marvel2016.htm
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=pixar2015.htm
Eyecatch Image:http://www.starwars.com/databank/scarif
http://fanfest.com/2016/04/25/marvel-releases-new-captain-america-civil-war-posters/
http://www.starwars.com/news/rogue-one-a-star-wars-story-poster-revealed-and-trailer-announced-on-the-star-wars-show
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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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