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米辛口映画レビューサイト「ロッテン・トマト」まさかのカードゲーム化

米国の数ある映画批評サイトのなかで大本命的な存在として親しまれる「Rotten Tomatoes」がカードゲームになるようだ。

「Rotten Tomatoes」は、批評家のスコアと視聴者が投票するスコアで構成されるレビューサイト。「トマトメーター」と呼ばれるスコアで、作品について肯定的な意見が60%以上を占めれば“新鮮(Fresh)”な映画と判断され、赤いトマトの印が付与される。対して、肯定的な意見が60%を下回った場合は、“腐った(Rotten)”映画として緑色のトマトのマークが付けられる。批評家やファンの忖度ないレビューが集まることから、「辛口レビューサイト」と評されることもある。

Comicbook.comが紹介するところによれば、カードゲームやボードゲームを発売する米Cryptozoic Entertainmentが、映画レビューのカードゲーム「Rotten Tomatoes: The Card Game」を発表。プレイヤーはまず、トマトメーター順に並んだ映画カードを手札として持つ。次に山札から映画カードを1枚引き、トマトメーターを伏せた状態で映画の詳細を読み上げる。プレイヤーは手持ちの映画カードから映画のトマトメーターを推測し、スコアを稼ぐという内容だ。

ボックスには350枚の映画カードと35枚のワイルドカードが含まれ、20分でプレイできる。最大で20人まで参加できるというから、映画ファンの大きなパーティーに向いているゲームだと言えそうだ。「Rotten Tomatoes: The Card Game」の価格は24.99ドル(現為替:1ドル約144円計算で約3,600円)で、2022年10月以降に米国で発売開始の予定。

ここ近年、米国ではライセンス供与されたパーティーゲームがリリースされるケースが増えている。米Funko Gamesは、サッカーをテーマにしたコメディドラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(2020‐)や学園コメディドラマ「Parks and Recreation(原題)」(2009‐2015)のゲームを発売。米ゲームパブリシャーのAsmodeeは、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016‐)や「イカゲーム」(2021‐)など、Netflixの人気ドラマシリーズを下敷きにしたパーティゲームをリリースしている。他、人気ドラマ「ザ・ボーイズ」のボードゲームなども登場している。

人気ドラマなどのゲーム化が増加傾向にあるとはいえ、映画レビューサイトがカードゲーム化されるのは、「Rotten Tomatoes」が初めてではないだろうか。

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Source:Comicbook.com,ICv2

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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