ロバート・ダウニー・Jr.のアイアンマン卒業説、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督がコメント ― 明言避けるも「すぐにわかる」

2017年春、ひとつのニュースが世界中のマーベル・ファンを驚かせた。スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスが、『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル未定)をもって役柄を卒業するというのである。この話題は2018年3月にも再燃し、日本でも大きな話題を呼んだ。ソー役のクリス・ヘムズワースも、同じく役柄からの卒業を明言している。
エヴァンス&ヘムズワースと同じくヒーローからの卒業が有力視されているのは、“ビッグ3”として二人とともに語られるトニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.だ。2017年4月、エヴァンスが「ロバートの卒業も近い」と述べたこと、『アベンジャーズ』第4作で出演契約が満了することから、ついにユニバースを去るのではないかといわれているのである。
このたび『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を手がけたジョー・ルッソ監督(アンソニー・ルッソと共同)は、ダウニー・Jr.の卒業説についてHindustan Times誌にてコメントした。監督は明言こそ避けたものの、今後なんらかの変化が待っていることを示唆している。
「ロバート(・ダウニー・Jr.)からアイアンマン役を退くことについて話をされたことはありませんが、(卒業は)いつか起こることでしょう。永遠に演じることはできませんから。彼にやりたいことがたくさんあるのは知っています。でも彼はこの役を演じることが大好きですし、一緒に仕事をするのもすごく良かった。どこへ向かっていくのかは、すぐに分かりますよ。」
さて、ダウニー・Jr.のアイアンマン卒業はそう遠くないとみるか、それともすべては仮定の話にすぎないとみるか……。
ルッソ監督のコメントは、ダウニー・Jr.&アイアンマンが現状維持を続けるわけではないことを語っているように思われるほか、映画『ザ・ヴォヤージュ・オブ・ドクター・ドリトル(原題:The Voyage of Doctor Dolittle)』や『シャーロック・ホームズ3(仮題)』といったプロジェクトに精力的なダウニー・Jr.自身の動きにも一致している。エヴァンスやヘムズワースとは異なり、本人はアイアンマン役からの卒業について決定的なコメントを出していない状況だが……。
なおルッソ監督は、撮影現場でのダウニー・Jr.について「最高のリーダーですよ。とても温かい人で、すべてを受け入れる」と絶賛。スター・ロード役のクリス・プラットやドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチが賞賛したように、その人柄は映画製作において大きな役割を果たしてきたようだ。
では仮にダウニー・Jr.がマーベル・シネマティック・ユニバースを去った後、別の誰かがアイアンマン役を演じることになるのだろうか……? ルッソ監督は端的に自分の意見を語っている。
「ロバートからアイアンマン役を引き継げる人なんていません。観客が受け入れられないと思いますよ。」
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html
Source: Hindustan Times
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