『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督、X-MENで映画化したいのは「ウルヴァリン」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日公開)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、『X-MEN』随一の人気キャラクターであるウルヴァリンの映画化に興味を持っているようだ。米Fandangoのインタビューにて、アンソニー監督が語った。
『エンドゲーム』の公開を控える2019年3月末、ウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスの事業統合が完了。具体的なスケジュールは不明だが、X-MENのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)合流が今後進められていくとみられる。では、ルッソ兄弟が映画化したいX-MENのキャラクターとは?
「えっと…僕たちはずっとウルヴァリンの大ファンなんですよ。自分たちが撮るならとか、いつやりたいとか、どうやったら作れるかとか、そういう話をしたことは特にないんですけど。ただ単に僕の思いつきですが、(ウルヴァリンは)僕らがずっと夢中になってきたキャラクターなので。」
20世紀フォックス製作『X-MEN』シリーズにおいて、ウルヴァリン役はヒュー・ジャックマンが長年演じてきた。しかしヒューは『LOGAN/ローガン』(2017)をもってウルヴァリンからの卒業を明言しており、デッドプール役のライアン・レイノルズによる再三の復帰要求にも応じていない。ヒューは「ウルヴァリンは帰ってきますよ。別の誰かがやることになります」と語っているほか、MCU版ウルヴァリンの誕生にも「100%楽しみ」と述べるなど、自身の後継者誕生に期待を寄せている状況だ。
では、マーベル・スタジオからの信頼も厚いルッソ兄弟がウルヴァリンを撮る可能性は高いのでは…とも思われるが、事態はそう簡単ではなさそうである。なぜならルッソ兄弟は『エンドゲーム』をもってMCUを一度離れるとみられており、今回も「(MCU作品は)しばらくお休みだと思いますが…」というインタビュアーの言葉をアンソニー監督は否定していない。それもそのはず、二人には映画やテレビドラマなど、数えきれないほどのプロジェクトが現在待機しているのだ。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)以降、思いもよらぬタッチでキャプテン・アメリカの物語を組み立て、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)では大スケールの群像劇を鮮やかに描ききったルッソ兄弟が、もしウルヴァリンを描くことになったとしたら? さぞかし魅力的な、観客の予想を裏切るウルヴァリン像が立ち上がることだろう。いずれ観てみたい…!
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Source: Fandango