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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ルッソ兄弟、「マジック:ザ・ギャザリング」Netflixでアニメ化へ

https://twitter.com/NXOnNetflix/status/1135531581710274560 スクリーンショット

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)監督のアンソニー&ジョー・ルッソが、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」をNetflixにてアニメ化する。米Netflixが発表した。

「マジック:ザ・ギャザリング」は1993年に米Wizards of the Coast社から発売された世界初のトレーディングカードゲーム(現在は米国の大手玩具メーカーHasbroが権利を保有)。四半世紀にわたって全世界で愛されており、カードゲームのみならず、テレビゲームやコミック、小説などメディアミックス作品も各国で発表されている。過去には映画化の存在も噂されていた。

アンソニー&ジョー・ルッソ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anthony_and_Joe_Russo_by_Gage_Skidmore.jpg

今回の発表によれば、アンソニー&ジョー・ルッソはアニメ版「マジック:ザ・ギャザリング(邦題未定、原題:Magic:The Gathering)」でエグゼクティブ・プロデューサーを担当。NetflixやWizard of the Coast、Hasbroの映像部門Allsparkとタッグを組んで製作にあたる。

Netflixによれば、アニメ版「マジック:ザ・ギャザリング」は、ゲームのプレイヤーである「プレインズウォーカー」をはじめとするヒーローやヴィランの物語を新たに創造し、拡大する内容になるとのこと。ルッソ兄弟はクリエイション全体の指揮を担当。ショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサーには「スター・ウォーズ 反乱者たち」(2014-2018)のヘンリー・ギルロイ、「エージェント・カーター」(2015-2016)「The Tick」(2016-2019)のホセ・モリーナが就任し、二人は脚本も執筆する。

発表に伴い、アニメーションを製作する米Octopie Networkのアイザック・クラウスCEOは本作の高い志を明らかにした。

「私たちの目的は、マジック:ザ・ギャザリングの素晴らしい作品群から、人を惹きつけるストーリーを描き出すことだけでなく、アニメーションによるストーリーテリングの方法や認識を前進させることです。アニメーションでは稀に見る、非常に成熟したキャラクターの登場する、サスペンスフルなスリラー、ホラー、ドラマといったジャンルを融合させるシリーズとなります。」

本作のアニメーション製作には米Bardel Studioも参加。アニメーション表現の核を担うスタッフには、スーパーバイジング・ディレクターとして『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)や『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』(2017)、『パシフィック・リム』(2013)に参加したストーリーボード・アーティストのヨリアキ・モチヅキ氏も名を連ねた。モチヅキ氏はエグゼクティブ・プロデューサーも兼任している。

多数のプロジェクトを抱えているルッソ兄弟だが、「マジック:ザ・ギャザリング」は長らくプレイヤーとして遊んできたカードゲームだったとのこと。「アニメーションでストーリーに生命を与えるお手伝いができることに大きな情熱を抱いています」とのコメントを発表した。

アニメ版「マジック:ザ・ギャザリング(邦題未定、原題:Magic:The Gathering)」の配信時期はアナウンスされていない(2019年6月4日現在)。

Sources: Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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