俳優組合ストライキ中に禁止される業務一覧 ─ 撮影やリハ、宣伝活動も全面停止

全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)によるストライキが、現地時間2023年7月14日午前0時1分より施行されることとなった。
これにより、すべてのSAG-AFTRA組合員はTV/劇場契約作品に係る全業務を停止する。作品の撮影はもちろん、準備や宣伝活動も行わない。組合が発表した対象業務(これに限らない)は以下の通り。
全米映画俳優組合ストライキ期間中、組合員が停止する業務一覧
- 以下のようなオンカメラワーク
- 演技
- 歌唱
- ダンス
- スタント
- オンカメラでの航空機の操縦
- パペット操演
- パフォーマンス・キャプチャーまたはモーション・キャプチャー
- 以下のようなオフカメラワーク
- ADR/ルーピング(編注:アフレコ)
- TV予告編(プロモ)と劇場予告編
- ボイスアクティング
- 歌唱
- ナレーション
- スタントコーディネートおよび関連サービス
- バックグラウンド業務
- スタンドイン(編注:代役)
- 写真、ボディダブル
- 衣装合わせ、衣装テスト、メイクテスト
- リハーサル、カメラテスト
- スキャニング
- インタビューとオーディション(セルフテープ形式含む)
- 以下のようなTV、劇場契約作品の広報、宣伝業務
- ツアー
- 個人的な出演
- インタビュー
- コンベンション
- ファン・エキスポ
- フェスティバル
- For Your Considerationイベント(編注:賞投票団体に向けた宣伝活動)
- パネル
- プレミアイベント、試写会
- 授賞式
- ジャンケット取材
- ポッドキャスト出演
- ソーシャルメディア
- スタジオ・ショーケース
- 以下のような交渉、締結、同意
- 将来、対象サービスを実施するという契約
- 対象サービスに付随する商品展開に関する新規契約
- 過去作品の再利用を含むデジタルレプリカの作成と使用
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Source:SAG-AFTRA