シュワちゃん、ブルース・ウィリスの俳優引退に「これからも偉大なスターだ」と称える

大ヒット映画『ターミネーター』シリーズや『プレデター』(1987)などの作品で、アクションスターとしてハリウッドを牽引してきたアーノルド・シュワルツェネッガーが、『ダイ・ハード』シリーズへの主演でアクション俳優として一時代を築いたブルース・ウィリスの俳優業引退に言及した。
『ダイ・ハード』シリーズをはじめ、『パルプ・フィクション』(1994)『シックス・センス』(1999)など数多くの名作で活躍したウィリスは、2022年3月に失語症のため俳優業引退を発表。2023年2月にはウィリスの家族が、ウィリスの失語症の症状が進行して認知症と診断されたことを公表していた。
レジェント・アクションスターが大集結したアンサンブル・アクション映画『エクスペンダブルズ』シリーズ第1・2作でウィリスとタッグを組んだシュワルツェネッガーは、米Cinema Blendの取材にて「彼は素晴らしい」とコメントし、言葉を噛みしめるように元共演者の功績を称えた。
「彼は何年も何年も常に巨大なスターで、これからもずっと偉大なスターとして忘れられることはないでしょう。それに彼は優しい人です。健康上の理由で引退せざるを得なかったことは理解しています。ですが、概して僕たちは引退することは決してありません。アクションヒーローはリロードしますからね。」
アーノルド・シュワルツェネッガーが使った「reload(リロード)」という言葉は、「銃を再装填する」「荷物を積み直す」「再表示」「再読み込み」といった意味がある。ここでは、ウィリスが引退した後も作品は残り続け、何度でもファンによって映画が“再生”されることや、その偉業がなくなることはないと伝えているのだろう。
今後、ウィリスによる新作映画への出演は望めないが、上述の作品以外にも、『フィフス・エレメント』(1997)や『アルマゲドン』(1998)、『シン・シティ』シリーズや『RED』シリーズなどで活躍したウィリスのレガシーは継承される。これからも偉大な作品たちを通じてファンを楽しませ続けてくれることだろう。
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Source:Cinema Blend