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マーティン・スコセッシ、コロナ禍の隔離生活を短編映画化 ─ 現地時間5月28日に英放送へ

マーティン・スコセッシ
Photo by THE RIVER

巨匠マーティン・スコセッシ監督が、新型コロナウイルスの影響の中、自身の隔離生活における経験を基にした短編映画を製作したことがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

本作は、2020年5月28日(現地時間)に、イギリスの放送局「BBC Two」が手掛ける特別番組『Lockdown Culture With Mary Beard(原題)』の最終回にて放送予定。同番組はイギリスの学者メアリー・ビアードが様々なゲストを迎え、隔離生活の状況について語るという内容だ。

スコセッシ監督はロックダウン(都市封鎖)の措置が取られていたアメリカ・ニューヨークでの厳しい生活について、「このような状況下で強制的に学んだ経験を忘れないようにすることが将来的に大事ですね」と説明している。「決して欠かすことの出来ないこと。それは愛する人を大事にしながら、出来る限り一緒にいるということです」。

一方、ビアードは本作について「ヒッチコック監督『間違えられた男』をはじめとするクラシック映画を通して、ロックダウンについて自宅で考えている彼の様子を見ることができますよ」と中身を少しだけ明かしている。「何が本当に素晴らしいのかというと、ハリウッドを代表する監督が、現在の状況を通してヒッチコックの作品を新鮮に見せているところです」。

ちなみに、『間違えられた男』(1956)は冤罪で逮捕されてしまった主人公が、次々と悪夢のような出来事に見舞われていく姿を描いたサスペンス。同作をスコセッシ監督はどのように捉え、どのように現在の状況に置き換えているのか。

Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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