『007』初代ジェームズ・ボンドの故ショーン・コネリー、妻に明かした生前最期の願いとは

42020年10月31日、映画『007』シリーズの初代ジェームズ・ボンド役などで知られる俳優ショーン・コネリーが、90歳で天国へ旅立った。『007』シリーズの舞台としても知られるバハマで最期を迎えたという。
『007』シリーズ出演後も数々の作品で活躍したコネリーは、2006年に俳優業を引退。その後の生活の多くが明かされることは無かったが、このたび妻として約45年に渡ってコネリーに連れ添ったミシュリーヌ・ルクブルン夫人が、彼が生前胸に抱いていたという“最期の願い”を明かした。
逝去後、コネリーの遺体は亡き地バハマで火葬されることが発表されている。こうした中、2020年11月9日(現地時間)、英Scottish Mailの取材に応じたルクブルンは、コネリーの故郷スコットランドでも散骨を行う意向であることを語った。いわく、これがコネリーの生前「最期の願い」だったそうだ。
「私たちはショーンをスコットランドに連れて行く予定です。これが彼の最期の望みでしたから。彼はバハマだけでなく、故郷にも散骨してほしいと望んでいたんです。」
最期まで故郷への強い愛を持ち続けたコネリー。このほか彼の祖国愛が感じられるエピソードとしては、スコットランド特有のアクセントを、一度も矯正したことがなかったという。『007』シリーズ出演の際も、絶対条件としてアクセントを矯正しないことをスタジオ側に要求したそうだ。
今後、スコットランドでの散骨が予定されているということだが、コロナ禍の影響もあり、渡航時期については未定とのこと。ルクブルン夫人は「また安全に海外へ行けるようになったら、その時に彼(コネリー)と一緒にスコットランドを訪れることが家族としての意向です」と話している。
Source: Scottish Mail , GQ