セバスチャン・スタン『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』撮影現場で呆然?ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で心境を例える

マーベル・シネマティック・ユニバースでバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役を演じているセバスチャン・スタンが、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』撮影の様子について語った。
これまで登場してきた人物が一堂に会する映画とあって撮影のスケールは大規模、そこにマーベル・スタジオの秘密主義が重なって、今やスタンはほとんど呆然としているようである……。
MTV News
撮影現場では自分の状況もつかめず?
米MTVのインタビューに登場したスタンは、まず率直に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の内容をこう説明している。
「間違いなく、これまで作られてきたすべての最高到達点ですね。より大規模で、よりクレイジーなものになりますよ。」
撮影現場にはドクター・ストレンジやロケット・ラクーンといった今まで共演していなかったキャラクターがシーンごとに続々と現れる、そんな状況下をスタンは戸惑いながらも楽しんでいるようだ。
しかしその一方で、彼もまた映画の内容についてはその全貌を把握していないという。たとえばスパイダーマン役のトム・ホランドがアクションシーンで戦う相手を知らされていなかったように、マーベル・スタジオの秘密主義は出演者に対しても徹底されているのだ。スタンの場合、それは“脚本を読ませてもらえない”という点に現れている。
「その日に与えられたものだけ読んでます。だいたい毎日渡されるものだけですね。実は、自分が次にやることすら知らないんです。」
「ジョン・スノウみたい」な心境って?
これまで接したことのないメンバーと、必要最低限の情報のみで撮影を行い、この後のことはわからない……。
そんな状況下で『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の撮影に臨むスタンは、自分自身の状況と心境を人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターにたとえて話している。
「よくジョン・スノウみたいだって思います、『落とし子の戦い』(編注:『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6第9話)のね。ベスト・エピソードのひとつですよ。」
ジョン・スノウとは『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場する、キット・ハリントンが演じる主要キャラクターのひとり。『落とし子の戦い』はかなりストーリーが進展した後のエピソードなので、未見の読者のためにも具体的な説明は差し控えるが、どうやらスタンが例えたかったのはジョン・スノウの“ある場面”での姿だったようだ。
「ジョン・スノウのいるショットで、その後ろから大勢の馬が彼をめがけて突進してくるんですよ。もう、彼はそこに立っているだけなんです。セットでそんなふうに感じることが何度もありますよ。逃げ出そうか、逃げ出さないか、って。」
そんなスタンにとっては、クリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカ卒業説にあわせて浮上してきた“バッキーがキャプテン・アメリカになるのではないか”という説の真相も「本当にわからない」のだとか。それでもしばし考えて、答えに詰まった彼から出てきたのはこんな言葉だった。
「とにかく僕たちはこの戦いを生き延びなきゃいけないんですよ。」
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
Source: http://www.mtv.com/news/3035457/sebastian-stan-jon-snow-avengers-infinity-war/
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