マーベル新ドラマ「シークレット・インベージョン」、これまでのMCUとは異なる緊迫のスパイ・スリラー特別映像

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新ドラマ「シークレット・インベージョン」より、キャスト陣が作品を解説する特別映像が届けられた。
主人公は国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官ニック・フューリー。アイアンマン、キャプテン・アメリカらをアベンジャーズへと導き、スパイダーマンのスパルタ気味な保護者としても活躍してきたフューリーだが、彼がアベンジャーズを結成したのは地球外の侵略を阻止するためだった。しかし、この最強チームが表舞台から消えた時、マーベル史上最大の脅威“シークレット・インベージョン”が訪れる…最強チームなき今、フューリーはこの脅威にどう立ち向かうのか…?MCUの歴史の裏で暗躍してきた男の戦いが描かれる。
映像では、サミュエルを筆頭に、エミリア・クラーク(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)ら豪華俳優陣が緊迫感溢れる物語を解説。“アベンジャーズ”の一員ウォーマシンことジェームズ・“ローディ”・ローズ役のドン・チードルは「様々な視点を通してMCUの世界を見ることでキャラクターの違う側面も見えてくる。彼らの本質もさらに深掘りできる」とMCUの歴史さえ揺るがすかもしれないストーリーであることを示唆した。
そんな重大な物語のカギとなるのは、誰にでも姿を変えられる“擬態”能力で侵略計画を企むスクラル人。彼らの“擬態”がフューリーらをかく乱し、誰が敵か味方かわからない危機的状況へと追い込んでいく。
重要人物とされるガイア役のエミリア・クラークは「本当に信頼できるのは誰なのか?という疑問は、この作品の肝。全くの予測不能で先読みすることも想像もできない」、フューリーの右腕マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズは「親しいと思っていた人と話していても、実は思っているのと違う人だったりする。スパイとスパイの戦いよ」と語っており、視聴者すら混乱するほどに高度な心理戦が繰り広げられる予感。MCUお馴染みのキャラクターの中にも、スクラル人が擬態した“ニセ者”が存在するかもしれない……。
本作で初の主人公となるフューリー。トレードマークである眼帯を外している姿もあり、これまでとは違うフューリーの姿も描かれる。サミュエルは「帰ってきたニック・フューリーはかつての権力を失っているんだ。そんなこともあってこの作品ではあまり超人的な方法で問題解決しない」と変化を解説。
これまで“アベンジャーズ”のようなヒーローたちをまとめ上げ、幾度も世界を救ってきたフューリーが、今回は自らが先陣を切って“脅威”と対峙していく。フューリーの協力者側にいるスクラル人・タロスを演じたベン・メンデルソーンが「舞台、空気感、脚本、すべてにおいてスリラーだ」と語るように、豪華キャスト陣が彩るスリルと謎に満ちた重厚なストーリーに期待したい。
壮大なミッションに挑むにつれ、絶体絶命の状況へと追いやられていくフューリー。これまで、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソーらと比較してもほぼ同数のMCU作品に出演し、“キャプテン・マーベル”の新たな物語『マーベルズ』も登場する、MCUに欠かせない男フューリーが魅せる戦いに刮目したい。
ドラマ「シークレット・インベージョン」は2023年6月21日(水)より日米同時配信開始。
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