【ネタバレ】「シークレット・インベージョン」監督、劇中の衝撃展開のため「殺害予告を受けるんじゃないか」 ─ 「いつから◯◯だったの」問題は

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ドラマ「シークレット・インベージョン」第4話では、ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)が実はスクラル人に成り変わっていたことが明らかに。これについて、マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギは「まさかスクラル人のわけがない、というキャラクターが必要だった」と説明し、ローディがいつからスクラルの擬態であったかについてはいずれ明かされると認めていた。
その答えは、フィナーレとなる第6話で判明する。ガイア(エミリア・クラーク)がグラヴィク(キングズリー・ベン=アディル)らに捕らえられていた人間たちを解放。無事救出されたローディは自力では歩けない様子で、ブルーの検診衣のようなものを着用していた。これはおそらく、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で負傷したローディが検査時に着ていたものと同じ。つまり、ローディは『シビル・ウォー』の時期にスクラル人に入れ替わられており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では友人トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)の葬儀にも立ち会えなかったことになるのでは、という見方ができるのだ。
セリム監督への米The Hollywood Reporterのインタビューでは、「ドン・チードルから、“ローディはいつからスクラル人の擬態だったのか?”と聞かれませんでしたか?」との質問が投げかけられた。監督は「いいえ、聞かれませんでした。彼は素晴らしいコラボレーターです。彼は細かく論理的な男で、“僕はいつから……?”なんて言わないのです」と回答。続けて「MCUのローディのシーンをすべて見返してください。ローディやスクラル人に対して少し異なる視点を持った今、それをどう紐解くか確かめてほしいですね。しかし、明確な答えがあるわけではありません。まだ解釈の余地はあると思います」と語った。
また、本物のローディがトニーの死と葬儀に立ち会えなかったことに触れられると、「そのせいで殺害予告を受けるんじゃないかと心配しています」とコメント。「僕は(第1話で)マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)を始末した男でもありますからね。だから実は今、身を隠しているんです」とジョークを飛ばした。
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)を主人公とした「シークレット・インベージョン」は、擬態能力を持つスクラル人が密かに地球侵略を進めている様を、ポリティカル・スリラー調に描いた異色のシリーズ。2023年11月10日公開予定の映画『マーベルズ』に続くような描写もあり、ファンは見逃せない内容となっている。
「シークレット・インベージョン」は、ディズニープラスで独占配信中。
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Source:The Hollywood Reporter