激論「シークレット・インベージョン」AIオープニング、制作スタジオが声明 ─ 「アーティストの仕事は奪われていない」

声明文の全文拙訳は以下の通り。
「エイリアンが人間社会に浸透していく様を描くドラマ『シークレット・インベージョン』の仕事は、特にユニークなキャラクターの属性や動きを創造するという点において、AIの興味深い領域を掘り下げる特別な機会となりました。今回の特殊な要素にカスタムAIツールを使用したことは、企画全体のテーマと望ましい美的感覚に、完璧に合致しました。
この制作プロセスは、AIツールセットにおける特定のアプリケーションに特化した、高度な共同作業と反復作業によるものでした。そこには才能あるアート・ディレクター、アニメーター(2Dと3Dの両面に精通)、アーティスト、そしてディベロッパーが、従来の技法を活かして、この企画のあらゆる面を作り上げるという、途方もない努力も関わっています。AIコンポーネントが最適化してくれたとはいえ、AIは我々アーティストが使用した一連のツールセットのうちの、単なるひとつのツールに過ぎないということは、強調しておきたい点として極めて重要です。これらの新しいツールを導入したからといって、アーティストの仕事が奪われるということはありませんでした。そうではなく、我々クリエイティブ・チームを補完し、アシストしてくれたのです。
Method Studioのデザイナー・チームは、既存の技術とカスタムAI技術の両方を巧みに活用し、異世界らしさやエイリアンらしいルックを表現しました。最初の絵コンテの段階から、イラストレーション、AI生成、2D/3Dアニメーション、そして最終的なコンポジット段階に至るまで、すべて専門家のアート・ディレクションのもとで行われています。」
「シークレット・インベージョン」はディズニープラスにて独占配信中。
▼ 「シークレット・インベージョン」の記事
マーベル、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の不評に衝撃 ─ 「もはや内部のバロメーターは機能していない」? 再検討の時期なのかも マーベル「シークレット・インベージョン」大規模な製作トラブルが判明、舞台裏でも内紛が起きていた 製作費2億ドルの裏側 『アッセンブル:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 の裏側』『シークレット・インべージョンの裏側』配信 製作舞台裏に迫る 【ネタバレ】「シークレット・インベージョン」監督、劇中の衝撃展開のため「殺害予告を受けるんじゃないか」 ─ 「いつから◯◯だったの」問題は 「今は身を隠している」 「シークレット・インベージョン」賛否両論レビューに監督が反応 ─ 「期待に応えるべきなのか、物語を伝えるべきなのか?」 「難しいんです」
Source:The Hollywood Reporter