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激論「シークレット・インベージョン」AIオープニング、制作スタジオが声明 ─ 「アーティストの仕事は奪われていない」

シークレット・インベージョン
(c) 2023 Marvel

声明文の全文拙訳は以下の通り。

「エイリアンが人間社会に浸透していく様を描くドラマ『シークレット・インベージョン』の仕事は、特にユニークなキャラクターの属性や動きを創造するという点において、AIの興味深い領域を掘り下げる特別な機会となりました。今回の特殊な要素にカスタムAIツールを使用したことは、企画全体のテーマと望ましい美的感覚に、完璧に合致しました。

この制作プロセスは、AIツールセットにおける特定のアプリケーションに特化した、高度な共同作業と反復作業によるものでした。そこには才能あるアート・ディレクター、アニメーター(2Dと3Dの両面に精通)、アーティスト、そしてディベロッパーが、従来の技法を活かして、この企画のあらゆる面を作り上げるという、途方もない努力も関わっています。AIコンポーネントが最適化してくれたとはいえ、AIは我々アーティストが使用した一連のツールセットのうちの、単なるひとつのツールに過ぎないということは、強調しておきたい点として極めて重要です。これらの新しいツールを導入したからといって、アーティストの仕事が奪われるということはありませんでした。そうではなく、我々クリエイティブ・チームを補完し、アシストしてくれたのです。

Method Studioのデザイナー・チームは、既存の技術とカスタムAI技術の両方を巧みに活用し、異世界らしさやエイリアンらしいルックを表現しました。最初の絵コンテの段階から、イラストレーション、AI生成、2D/3Dアニメーション、そして最終的なコンポジット段階に至るまで、すべて専門家のアート・ディレクションのもとで行われています。」

「シークレット・インベージョン」はディズニープラスにて独占配信中。

Source:The Hollywood Reporter

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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