『シャーロック・ホームズ』続編、米国公開が1年延期に ─ ロバート・ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ主演

ロバート・ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ主演、映画『シャーロック・ホームズ』シリーズの第3作(タイトル未定)の米国公開が1年延期された。
ワーナー・ブラザースの発表によると、『シャーロック・ホームズ』第3作の米国公開日は、2020年12月25日から、新たに2021年12月22日へと繰り下げられたとのこと。なお、公開延期の理由は明らかになっていない。
『シャーロック・ホームズ』シリーズは2009年に第1作、2011年に第2作が公開された。ホームズ役のロバート、ワトソン役のジュードは第3作にも続投することが決定しており、ジュードによれば、次回作はホームズとワトソンがしばらく会っていなかったことが重要視される、二人の“共依存”的な関係性に肉薄するストーリーになるとのこと。脚本はドラマ「ハンニバル」(2013-)や「ナルコス」(2015-)のクリス・ブランカトーが担当すると報じられてきた。
2019年3月現在、『シャーロック・ホームズ』第3作の監督は決定していない。ただし公開延期にともなって、シリーズ前2作を手がけたガイ・リッチー監督が再登板する可能性はやや上昇したものとみられる。リッチー監督は実写映画版『アラジン』(2019年6月7日公開)の仕上げ作業に入っているほか、初期作品を思わせる作風だという犯罪映画『Bush(原題、旧題:Toff Guys)』を製作中。後者は2018年11月に撮影に入ったことが判明しているものの、その後の状況や公開時期は未定。しかしながら現時点では、両作が公開された以降のリッチー監督の予定は判明していないのだ。
なお新たな米国公開日となった2021年12月には、ジェームズ・キャメロン監督作品『アバター』第3作、ソニー・ピクチャーズ製作『モンスター・ホテル』第4作(正式タイトル未定)といった強敵も公開される。前作からちょうど10年越しの復活となるロバート&ジュードのコンビは、はたしてどんな成績を収めることができるか。
ちなみにワーナーは、『シャーロック・ホームズ』第3作が公開されるはずだった2020年12月には別の大作映画(タイトル未定)を米国公開することも発表している。こちらの続報にも注目しておきたい。
映画『シャーロック・ホームズ』第3作(タイトル未定)は2021年12月22日に米国公開予定。本作のため、2018年夏に「シャーロックの表情の練習」をはじめたロバートには、まだもうしばらく練習時間が与えられたというわけだ……