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マーベル『シャン・チー』予告編、『インクレディブル・ハルク』『ドクター・ストレンジ』とつながりか ─ アボミネーション、ウォンらしき姿

シャン・チー/テン・リングスの伝説
©Marvel Studios 2021

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)新映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の予告編に、意外なキャラクターが登場しているとしてファンの間で話題を呼んでいる。

『シャン・チー』はMCU映画作品としては初めてアジア系のヒーローを描く作品で、マーシャルアーツを取り入れたアクションで新境地を切り開く。2021年6月25日に公開された予告編の最後の場面に注目してみよう。

タイトルロゴの後の、主人公のシャン・チー(シム・リウ)と、友人ケイティ(オークワフィナ)が、地下闘技場のような場所を訪れている場面だ。鎖に囲まれたリングの中で暴れているのは、『インクレディブル・ハルク』(2008)に登場したヴィラン、アボミネーションではないか?

『インクレディブル・ハルク』では、ハルクに対抗すべく召集された最強の兵士エミル・ブロンスキーが超人血清とブルースの血液サンプルを投与して、怪物アボミネーションに変貌。演じたのはティム・ロスで、2022年配信予定のドラマ「シーハルク」に再登場することはわかっているが、『シャン・チー』への出演はこれまで伝えられていなかった。

この予告編映像、YouTubeで海外版のものを字幕付きで再生してみると、該当の箇所で「ABOMINATION」と表示されることから、これはアボミネーションと見て間違いないだろう。気になるのは、『インクレディブル・ハルク』時にはなかったヒレが顔に見られることだ。より原作コミックに近い、半魚人のような風貌になっている。『インクレディブル・ハルク』でアボミネーションはハルクに敗れていたが、その後どのような道をたどってこの地下闘技場で戦うことになったのだろう。

そしてもう一方、アボミネーションと戦う人物にも登場だ。光の魔法陣​エルドリッチ・ライトでアボミネーションの猛攻を防ごうとして吹き飛ばされているこの男、『ドクター・ストレンジ』に登場する魔術師と見られ、ウォン(ベネディクト・ウォン)である線が濃厚だ。

実はウォン役のベネディクト・ウォン、2020年9月にオーストラリアを訪れ、シャン・チー役のシム・リウと共に現地の焼肉店に出かけている。これは『シャン・チー』撮影の時期・場所とも一致。ウォンがコロナ禍にたまたまオーストラリアへ旅行に出かけていたとも考えづらい。

しかし、一体なぜアボミネーションとウォンが地下闘技場で戦っているのだろう?もしかしたら、ドラマ「シーハルク」(2022年配信予定)や『ドクター・ストレンジ』続編(2022年3月米公開)と繋がったりして……?『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月3日(金)全国公開。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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