『シャン・チー/テン・リングスの伝説』続編が決定、第1作監督が続投へ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)の続編映画が製作されることが決定した。米Deadlineが報じている。
『シャン・チー』は、最強であるがゆえに力を封印した心優しき青年シャン・チーが、ヒーローとして覚醒していくMCUの新たな物語。主演のシム・リウに加え、オークワフィナやトニー・レオン、ミシェール・ヨーら豪華俳優陣が脇を固めた。2021年9月に封切りを迎え、コロナ禍での米興行収入記録で『ブラック・ウィドウ』(2021)を抜きトップの座に輝いた。
続編製作の可能性については公開当時から各所で報じられてきたが、このたび正式に決定した。第1作のデスティン・ダニエル・クレットンが監督・脚本を続投する。
現時点で続編のキャストや物語に関する詳細は定かでないが、このたびの知らせに主演のシム・リウはTwitterでさっそく反応。「大ゴケしたけど、続編が決まったって!」と冗談交じりに朗報をシェアした。
Flopped so hard we got a sequel!! https://t.co/69yPeuX2ma
— Simu Liu (刘思慕) (@SimuLiu) December 6, 2021
また、このたびクレットン監督は、マーベル・スタジオと米HuluのコンテンツブランドOnyx Collectiveと複数年の包括契約を締結。『シャン・チー』続編のほか、ディズニープラス(Disney+)のMCUドラマシリーズの製作にも関与していくことになり、すでに企画の開発段階にあるという。なお米Varietyでは、クレットン監督が手掛けるMCUドラマはコメディ作品になると伝えられている。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、クレットン監督の『シャン・チー』続編就任決定にあたり、「デスティンは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にユニークな視点と技術をもたらしてくれた素晴らしいコラボレーターです」とコメント。「映画では素敵な時間を共にしましたし、ディズニープラス(作品)でもたくさんの魅力的なアイデアをお持ちです。彼との関係を継続して、(企画に)着手することにワクワクしています」と多方面での再タッグに期待を寄せた。