『シャン・チー』のキャラクター、MCUでの再登場をケヴィン・ファイギが示唆 ─ 「答えはすぐに出る」

マーベル・スタジオの新作映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で描かれる物語は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新時代において序章にすぎないようだ。MCUを統括するケヴィン・ファイギが、本作に登場するキャラクターの再登場をさっそく予告している。
『シャン・チー』は、“最強”ゆえに戦うことを禁じた青年シャン・チー(シム・リウ)が、伝説の腕輪テン・リングスの力で世界を危機にさらそうとする父の陰謀に対峙していく物語。2021年9月3日に封切りが予定されており、これに先がけて8月17日には本国アメリカでプレミアイベントが開催された。
ファイギは、このイベントの場で「『シャン・チー』が今後のMCUにどう絡んでいくか」との質問を米ExtraTVより受けると、「これまでと同じく、映画をご覧になれば明確に分かるようになると思います。未来に向けてどう進むのかはしっかりと示唆されています」と応じた。本作には『ドクター・ストレンジ』シリーズでおなじみのウォンをはじめとする既出キャラが登場することも判明しており、今後のMCUへの繋がりも感じられるが、ファイギは『シャン・チー』で初登場となるキャラクターの更なる活躍の場を示唆している。
「一番重要なのは、キャラクターたちです。前にも見たことのあるキャラクターは数人いても、大体は初対面になると思いますが、この映画で出会うことになるキャラクターたち全員(が重要なん)です。成功は手の中にあると感じていて、テスト試写を行った際、“次にシャン・チーを見られるのはいつ?”、“この映画に出てくる他のキャラクターたちはいつ見られるの?”といった質問を大勢からもらいました。答えはすぐに出ますよ。」
プレミアイベントで初お披露目となった本作には絶賛の声が続出しており、なかにはシム・リウ演じるシャン・チーを「間違いなく新たな最高のアベンジャーズ」と評する意見も確認されている。ファイギの発言からも、本作はシャン・チーという新ヒーローのプロローグにすぎず、今後の活躍に期待を持たせるような演出がなされているのだろう。海外メディアによるレビューには「強烈なエンディング」「壮大なアクションと示唆的なシーンで着地する」といった声も出ている。
ところで、「答えはすぐに出る」と話したファイギだが、これはシャン・チーたちのこれからが本作の“劇中で明らかになる”という意味なのか。それとも“本作に続くMCU作品で何かしらのヒントが与えられる”ということなのか。プレミア会場には『エターナルズ』でメガホンを撮るクロエ・ジャオ監督が応援に駆けつけていたが、『シャン・チー』の次に待っているのは、まさにこの『エターナルズ』なのだ。同作では『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界が舞台となるが、『シャン・チー』も同じタイムライン。古代から存続する新ヒーローチーム“エターナルズ”がシャン・チーと対面を果たす可能性も大いにありそうだ。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月3日公開。
Source:ExtraTV