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DC映画『シャザム!』監督、マーベル『アベンジャーズ/エンドゲーム』を楽しみにしている ─ 「アントマンはどうやって…」

シャザム!【仮!】
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、映画『シャザム!』のデヴィッド・F・サンドバーグ監督は、どうやら“ライバル”マーベル・シネマティック・ユニバースの超大作『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開を楽しみにしているようだ。

この記事には、映画『アントマン&ワスプ』のネタバレが含まれています。

シャザム!【仮!】
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

『シャザム!』監督、完全にファン目線

デヴィッド監督は、ただいま『シャザム!』の米国公開を2019年4月5日に控えて製作の仕上げに入っている様子。忙しい毎日を過ごしているであろう監督のもとに、とあるファンから「『シャザム!』が公開された後、リラックスのために最初に観る映画は何ですか?」との質問が届けられた。監督の返答がこちらである。

「『アベンジャーズ/エンドゲーム』。アントマンがどうやって帰ってきたのかを知るまでは、ちゃんとリラックスできません。」

完全にファン目線ではないか。

『アントマン&ワスプ』(2018)のポストクレジットシーンで、スコット・ラング/アントマンは量子世界に飛び込んだが、その途端に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で起こった「サノスの指パッチン」が発動。スコットの実験を見守っていたハンク・ピム博士やホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ、母親ジャネットは塵と消えてしまったのである。これによって、スコットは量子世界から“こちら側”へ戻ってくることができなくなった。

ところが『アベンジャーズ/エンドゲーム』の特報映像には、アベンジャーズ本部をスコット・ラングが訪れる様子が収められていた。量子世界へのダイブに使用されたバンも背景に映っていたわけだが、さて、デヴィッド監督の言うように「どうやって帰ってきたのか」?

DC映画ユニバースの最新作『シャザム!』は2019年4月19日(金)、マーベル・シネマティック・ユニバース作品『アベンジャーズ/エンドゲーム』は4月26日(金)に全国ロードショー

このように2019年4月は、2週連続で両ユニバースの新作が封切られる「春のヒーロー映画まつり」となる。一時はダークなイメージで語られがちだったDC映画が“思春期ヒーローの変身コメディ”を送り出し、かたやマーベルが過去11年の集大成となるシリアスな一本を発表するのも興味深いところ。ぜひ両方とも劇場で観て、アメコミやスーパーヒーローの魅力をじっくりと噛みしめたい。

『シャザム!』公式サイト:http://shazam-movie.jp
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers4.html

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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