『シャザム!』吹替監修・演出、『銀魂』福田雄一監督が務める ─ 見た目はオトナ、中身はコドモ「名探偵コナンの逆だよ」

笑いで世界を救う?DCコミックス映画の最新作『シャザム!』は、シリーズ屈指の「笑い」に溢れたコメディ・ヒーロー・アクションだ。そんな本作の吹替監修・演出を、映画『銀魂』シリーズや『HK/変態仮面』(2013)など漫画原作のコメディ映画で卓越した笑いのセンスを見せる福田雄一監督が手がけることがわかった。あわせて、『シャザム!』出演者らが同時期公開の『名探偵コナン』に便乗(?)する動画も公開された。
日本語吹替の監修・演出の両方を日本の映画監督が担当するのは映画史上初の試み。福田監督自身が大のアメコミ好きであることから実現したという。
「『くだらねぇ~』って言って頂くことが最高の褒め言葉」
配給のワーナー・ブラザース映画は、「『シャザム!』はDCユニバース初のコメディということで、映画実写版『銀魂』シリーズ、昨年放送のTVドラマ『今日から俺は!!』、舞台と今、コメディジャンルのクリエイターとしては間違いなくトップランナーの福田雄一監督へ吹替版監修&演出の依頼を昨年の10月に打診、監督に作品をご覧頂き、正式に快諾頂きました」と起用の理由を明かしている。
「福田監督自身が大のアメコミファンなのでアメコミ愛を注ぎ込んで、ファンの方々にも楽しんで頂ける作品を作って頂けると確信しました。福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、吹替版“アベンジャーズ”?的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ~』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております。」
「笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ」

福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディが大好物!なところに!ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません!」と熱いコメントを寄せている。
「そして、この!弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない!しかも今回、子供ですからね!子供!その変身の振れ幅がガチ大きいわけです!興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク!笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」
この動画は、アニメ『銀魂』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など多くの人気作品で声優を務める杉田智和のナレーションで、『シャザム!』を90秒で紹介するというもの。映像の最後には、スーパーヒーローを演じたザッカリー・リーヴァイ、突如スーパーヒーローになってしまう少年ビリーを演じたアッシャー・エンジェル、そしてビリーの相棒フレディを演じたジャック・ディラン・グレイザーが日本のために特別に収録したコメントも収められている。「日本には有名なキャラクターがいるって聞いたよ。”見た目がコドモで中身がオトナ”の。」「その通り!つまり『シャザム!』は『名探偵コナン』の逆。だから日本で『逆コナン』のあだ名が付いているんだよね。」
そう、『シャザム!』日本公開となる2019年4月19日(金)は、夢の10連休となるゴールデン・ウィークを目前に強敵がひしめいているのだ。『シャザム!』前週の12日には、今回も大ヒットが確実視される『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が公開。昨年(2018)公開の前作は世界で唯一『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のランキング1位を食い止めて世界を驚かせた脅威の存在である。
そして翌週26日には、泣く子も黙る『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開となる。シャザムは、コナン君と帝王サノスに挟まれた激戦区にてデビューを果たすのだ。果たして『シャザム!』は、その底抜けの爆笑パワーで今年のゴールデン・ウィークを突破できるか。
見た目はオトナ!中身はコドモ!『シャザム!』は2019年4月19日(金)公開。
▼ 『シャザム!』の記事
『シャザム!』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/shazam-movie/