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『シャザム!』監督、ヘンリー・カヴィルのスーパーマン復帰報道でラストシーンを作り直す

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

2020年5月28日、『マン・オブ・スティール』(2013)などでスーパーマン役を演じたヘンリー・カヴィルが、DC映画への復帰に向けて契約交渉に入ったとの報道が流れた。世界中のファンが大喜びした“復帰報道”を受けて、さっそく行動に出たクリエイターがいた。『シャザム!』(2019)のデヴィッド・F・サンドバーグ監督が、本作のラストシーンを急遽作り直した…のだが……?

この記事には、映画『シャザム!』のネタバレが含まれています。

『シャザム!』のラストでは、ドクター・シヴァナたちとの戦いを終えたシャザム/ビリー・バットソンの“親友”フレディが、相変わらず学校でからかわれている。シャザムをランチに呼ぶ約束が現実にならなかったことも、いまや格好のネタにされてしまっているのだ。しかしこの日は、フレディは一人ではなかった。兄弟とともにテーブルを囲んだフレディのもとに現れたシャザムは、「もうひとり友達を呼んである」と一言。そこに現れたのは、まさかのスーパーマンだった。

ヘンリーの復帰報道を受け、サンドバーグ監督は「多くの方がこれを望んでいることは知っています」として、作り直したラストシーンを投稿している。「良くなったかどうかはわかりませんが、まあ、少なくとも僕へのメッセージは止まるでしょう」。映像の中では、HBO Maxのアイコンから『シャザム!』を再生すると、例のラストシーンが流れ始める。しかし、そこに現れたスーパーマンの首は……。

言わずもがな今回の“作り直し”はジョークなのだが、もともと『シャザム!』のラストシーンでは、ヘンリー自身がスーパーマンを演じ、シャザムたちと言葉も交わす予定だったというエピソードがある。ヘンリーのスケジュールによって実現できなかったため、やむなくシャザムのスタンドダブルがスーパーマンを演じ、首から下だけを登場させることになったのだ。

ちなみに既報によると、ワーナー・ブラザースは『マン・オブ・スティール』の続編を計画していないため、契約が結ばれた場合、ヘンリーは『シャザム!』『アクアマン』続編や『ブラックアダム(原題:Black Adam)』などにカメオ登場する可能性が高いと伝えられている。ただし米The Hollywood Reporterによれば、現時点でヘンリーはカメオをめぐる出演交渉には参加しておらず、執筆済みの脚本にもスーパーマンは登場していないとのこと。一方で同誌は、ヘンリーのスーパーマン再演について「複雑」な状況だと記しつつ、「キーワードは“現時点では”というところだ」として、再登場のアイデアや話し合い、関係者の関心があることは認めている。できるだけ前向きに、続報の到着を待つことにしよう。

『シャザム!』監督、自宅でなんでもできる説

Source: David F. Sandberg, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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